第16話

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2025/05/16 10:00 更新
桃.
ごめんねニコ
紫side

幻覚と思われるそれは、空が夕日の色に染まるまで、認められなかった

儚い笑顔を見せて、髪の毛が風に靡いて

美しかった
紫.
会わなきゃ、、
紫.
らんに、会いに行かなきゃグスッ
やらないといけない事は1つ

らんに、会いに行くだけ

カバンを持って、屋上の扉を開けて

急いで階段をおりて、靴に履き替えた

走り始めた

どこに行きたいのか、どこに着くべきか分からない

だって、らんの事、知ろうとしなかったから

けど、足が勝手に動いた

運命、とか、奇跡、とかって言葉

俺は全然信じていないし、そんなものないと思ってる

だけど、この走っている間の一瞬だけ

信じてみてもいいのかな、って思った
紫.
はぁ、はぁ、
久しぶりに走って、息が足りなくなると

少しだけらんの事を心の中で責めた

もっと、言ってくれても良かったのに

俺だって、らんの支えになりたかった
桃.
…あれ、いるま?
桃.
なんでここに居るの?
紫.
っ!らん?
紫.
らん!らん!
桃.
えぇ、どうしたの?
らんだけど、、
紫.
今日、来なかったから
心配した
桃.
…あ、ごめんね
桃.
あと、、
紫.
良かった、幻覚じゃないよねグスッ
らんに会いたかった
桃.
あ、うん
俺はここにいるよ
紫.
怖かった、、グスッ
桃.
ごめんねぇ、連絡してれば良かったよね
桃.
嫌いになった?
紫.
ばか、、
紫.
一度好きになったヤツを嫌いになんてならねーだろグスッ
桃.
っふふw
桃.
良かった
桃.
あ、それとね
らんの温もりに浸っていると、らんはゆっくり口を開けて言った
桃.
…俺、もう学校行けないかも

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