『ん…』
まどろむ意識の中、目を開けるとそこはいつもとは違う景色で
ぼんやりする頭を整理していると、静かに部屋のドアが開いた
「おはよう。身体は大丈夫?朝食がもうできるから、先シャワー行っておいで」
ひょこっと顔を覗かせたのは、ラフな格好に身を包んだ涼太くん
その顔を見て、昨日のことが夢じゃなかったことにホッとした
『おはよ。めっちゃ寝てた…起こしてよ〜』
寝起きの酷い顔を布団で隠すと、笑い声が聞こえた
「気持ちよさそうに寝てたからね。ゆっくり休んで欲しくて…だってほら」
いつの間にかベッドの横に来ていた涼太くんの声が、耳元から聞こえた
「昨日の夜無理させちゃったから…ね?」
『っ〜〜!!!』
色々と思い出して悶絶している私のおでこにちゅっと軽く唇をつけると、優しく頭を撫でられた
布団から顔を少し出すと、少し悪戯な顔と目が合う
「ふふ、立てますか、お姫様。俺が運びましょうか?」
『大丈夫!大丈夫だから!朝から刺激が強いです!』
手を掴んで立たせてもらうと、バスルームへ案内してもらう
目の前を歩く後ろ姿を見ながら、夢じゃないんだなぁなんて改めて感動してる自分がいて
『では、お風呂いただくね』
「どうぞごゆっくり。ここにタオルと着替え置いておくから」
指されたところにはタオルとスウェットとコンビニで買ってきてくれたのか下着まで置いてある
『わざわざ買ってきてくれたの?何から何までありがとうね』
「あなたのためなら何でもしますとも。さ、ゆっくり入ってきて」
甘やかされてるなぁと、何だかくすぐったくもホクホクした気持ちで
シャワーを浴びるために、少し大きい彼のシャツを脱いだ







![⛄💜17時のスイッチ[完結]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/EOkNL2MhxNOnLeVbLBmpGszqo363/cover/01KDMET6R8CVT70D1RTK9AKTAJ_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。