ジェシー「お邪魔します。」
「あっ、ジェス。どうぞー」
ジェシー「はーい。」
「最近仕事どう?みんな元気にしてる?」
ジェシー「うん、めっちゃ元気!」
「そっかー。良かったです……
樹も元気にしてる?マイちゃんと一緒にいるのかな。」
ジェシー「樹は今入院してる。」
「え!?!」
ジェシー「体調不良でダンス練習の時倒れちゃって。後でお見舞い行くけど一緒に来る?」
「言ってもいいのかな…」
ジェシー「だいじょぶだって、行ってみよ?」
「うん、、」
コンコン
ジェシー「ジェシーでーす。」
樹「どーぞ。」
ジェシー「失礼しますー。」
「失礼します……」
樹「え、あなた??」
ジェシー「ごめん、連れてきちゃった」
「ひ、久しぶりだね」
樹「お、おう。元気にしてた?」
「うん。樹はなんか元気そうじゃないね。」
樹「あぁ、疲れが溜まっちゃったみたい」
「そっか、気をつけてね。フルーツ持ってきたからマイちゃんに食べさせてもらってね。
じゃあ。」
樹「ちょっ、ちょっと待って。俺、マイとは付き合ってない。あいつは、事務所クビになった、、」
「そーなんだ。でも好きだったんでしょ?」
樹「俺が好きなのはあなただけだったよ……」
「そっか、ありがとう。でも、もう樹とは無理かな。ジェシーといるから、、ごめんね?」
「私も大好きだったよ。失礼しました。」
バンッ
ジェシー「なんかごめんな?」
樹「いや。別にいいんだよ。」
ジェシー「俺に隠さなくてもいいんだよ。本当は今も好きで忘れられないんでしょ?」
樹「なんで?」
ジェシー「だってあなたがそうだもん。あいつは、そう言ってるけど付き合ってないよ?」
樹「うそ!?」
ジェシー「ほんと。笑守るって言ったけど付き合うと入ってないしAHAHAHAHA」
樹「いや、ホットドック好きそうな笑いかたすんな!笑」
ジェシー「自分に自信持てよ!」
樹「おう。」
ジェシー「じゃあな!」
樹「あーい。」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!