「そうそう、あなたの後輩ちゃんの名前、近々挨拶にくるらしい。」
「話しぶりからすると明日だと思うけどな」
父の言葉から1日
「「お邪魔します」」
あなたの後輩ちゃんの名前達がやってきた
あなたの後輩ちゃんの名前…
見てないうちに笑顔が増えたような気がする
それも隣の男に向かって…
「あなたの下の名前…」
呆然とこちらをみている私に気づいたのか、話しかけてきた。
「ごめんなさいっ」
あなたの後輩ちゃんの名前に頭を下げられた
え…
『どう…いうこと…?』
私の問いに答えたのは隣にいる彼だった
黒髪センター分けの落ち着いた雰囲気を纏っていた。
「すみません、この度は大変なご迷惑をおかけしたようで…」
めいわく…?
「その…」
彼が話してくれたことはこうだった
_____ことの始まりは一つの恋だった
庭師との恋
あなたの後輩ちゃんの名前にとっては初恋
嬉しさでいっぱいだった
けれども親友の私が五条家の許嫁になった
このことで本家である私の家の力が大きくなってつりあいが保てなくなった
そこで筆頭分家である六条家は力を強めなければならない
強めるに手っ取り早いのは結婚だ
一人娘であるあなたの後輩ちゃんの名前が、ただの分家の三男である庭師と結ばれるわけにはいかなかった
あなたの後輩ちゃんの名前はしだいに"許嫁"という私に複雑な感情をいだくようになった
家からどんな婚約の打診がきてもあなたの後輩ちゃんの名前は全て拒否をした
時を経ても"彼"に対する思いは消えなかったのだ
しかし事態は一変した
妊娠したのだ
実は悟があなたの後輩ちゃんの名前達の関係をどこから知ったのか、三条家に援助を申し出たのだ
そのことにより三条家に力は増し、六条家に並ぶ影響力を持った
つまり、釣り合いが取れたのである
もう、婚約しても、結婚しても問題がない
そのように2人は結ばれたのである
カフェで見た姿は、それぞれ、デート場所の下見で、相手を思って笑い合っていたのだ
そして、あなたの後輩ちゃんの名前が語尾を変えたのは一つの区切りだったようだ
___.













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。