あなたの後輩ちゃんの名前夫妻が訪れた翌日
『はぁ…』
重いため息を一つ
あれ…は全部誤解だったってことだよね…
私の頭の中にはそのことしかなかった
誤解…
って言われても、急に実家帰りなんて悟はどう思っているのだろう
全て私の早とちり
悟には申し訳ないな…
いまさら帰ります…なんて、悟は怪訝に思うだろう
『はぁ…』
コトンッ
この音に顔をほころばせる
少し大きくなったお腹をさする
『この子がいるんだもの、気を落とす場合じゃないね』
体が重い感じがしてベットから動かない。
体調不良ってわけではないし、むしろ爽快だ
まるで今日は何かが起こるみたいに…
カーテンの隙間から入る光と桜の花びらに目を細めた
いつのまにか季節も春になりかけていた
ふいに、騒がしい感じがした
目を開ける
どうやら寝てしまっていたようだった
にしても、どうしたんだろうか
こんな騒がしいなんて…
忙しそうに通り過ぎる使用人が目に入った
その中には私の侍女の姿もあった
『ばあや、この騒ぎは何?』
「あなたの下の名前様、お目覚めになられましたか、お目覚めされてすぐで申し訳ございませんが、御支度をさせていただきます。」
『どうかしたの』
「五条家当主、悟様がお見えになっていらっいます」
…悟が、ここに__
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!