そう。コイツが莉犬くん。
人気アイドルでもある。
で、私はそのオタク。
アイドルのスイッチが入った状態の莉犬くんなら…
ってなってるはずなのにーっ。
はあ。別にうちに来るくらいどうってことナイデスケド…。
(はああ。ヤバい。推しがまたうちに来てくれるなんてー。上目遣いも尊すぎっ
。私にもあの”魔法の呪文”唱えてくれないかなー❤)
なんで私には優しくないのよ。
すなおじゃないわねー
まあ。私の人のこと言えないけどね。
いつかは伝えたいな。
「推しとしても、恋愛対象としても、君が好きだよって」
…そんなこと言ったら引かれるかな。
それだけは避けたいよお😭
お母さん、惚れてる場合じゃないでしょーが!
こいつのあざとさに騙されないでーっ!
てかいちいち語尾に❤付けるな!
どっから出てきたのよっ!
莉犬くんのお母さん!
さすがの莉犬くんもめっちゃビビってるよ!?
いやちょっと待って‼️
おかしくない?もちろん推しと同居っていうのは天にも舞い上がっちゃうくらい嬉しいけど、でも。
推し活してることがバレちゃうよ!
と無理やり玄関から外へとおいだされてしまった。
空はもう茜色に染まっている。
いやきっまず。
話題何を出せばいいんですか!?
え。めっちゃ莉犬くん顔赤いんだけど。
どした?
推しの超珍しい光景じゃんか⸜❤︎⸝
私の叫び声が、茜色の空に響き渡った。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。