第59話

ドレス姿
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2024/05/06 05:45
キラはバルトフェルドの部屋へと向かい彼が入れた珈琲を飲んで話をしていた。すると扉がコンコンっと音がする
アイシャ・
アイシャ・
アンディ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
おやおや!?
部屋に入ってきたのはミント色のドレスを身にまとい髪を束ねたカガリ。見るからに可愛らしく着飾られていた
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
女…の子…
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
てめぇ!
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
い、いや!
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
だったんだねって言おうとしたんだよ
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
同じだろうが!
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
それじゃあ!
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
はははっ!
アイシャ・
アイシャ・
あはははっ!
その二人の光景にバルトフェルドとアイシャは大きな声で笑いだした。余程面白かったのだろう
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
そういえば彼女はどうしたんだ?
アイシャ・
アイシャ・
あの子ったら恥ずかしがって出てこないの
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
引っ張ったのにびくともしないんだ
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
あいつ見た目の割に馬鹿力なんだよ
(なまえ)
あなた
馬鹿力じゃない!
遠いところから彼女の声が聞こえる。キラはそっとその部屋の扉を開いて覗いてみた
(なまえ)
あなた
えっあっ待って!
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
え?あなたの名前カタカナ…?
(なまえ)
あなた
だから待ってって言ったのにぃ…
そこには黒いドレスを身に纏い、初めて会った時より少し伸びた髪は可愛らしく編み込みがされている。さらに彼女は若干涙目になっている為色っぽく見える
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
えっあぅ///
(なまえ)
あなた
キラ?
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
(なまえ)
あなた
か?
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
可愛い…です…
(なまえ)
あなた
へ!?///
聞こえるか聞こえないかの声で本音を漏らすキラ。聞こえていたらしくあなたの名前カタカナの顔はみるみる赤くなっていく
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
君たち本当は付き合ってるんじゃないのかい?
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
つ、付き合ってないです!
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
(あなたの名前カタカナには好きな人がいるらしいし…)
(なまえ)
あなた
そ、そうですよ!
(なまえ)
あなた
(キラはラクスの恋人になるんだから…)
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
(わかりやすいなぁ)
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
(なんでこれで付き合ってないんだ?)
アイシャ・
アイシャ・
(2人とも遠慮してるのね)
自分で言って落ち込むキラとあなたの名前カタカナ。しかし彼らが両片思いであることはカガリは知っているしバルトフェルドとアイシャは既に感ずいていた
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
ドレスも良く似合うねぇ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
というかそういう姿も板に付いている感じだ
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
勝手に言ってろ
カガリは彼を余程嫌っているようで彼の言葉を気にせず珈琲を飲む。カガリの横にいるあなたの名前カタカナはいたたまれなくなっていた
(なまえ)
あなた
あはは…
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
喋らなきゃ完璧
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
そういうお前こそ砂漠の虎か?
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
なんで人にドレスを着せたりする
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
これも毎度のお遊びの1つか?
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
ドレスを選んだのはアイシャだし毎度のお遊びとは?
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
それでヘラヘラして外で遊んでみたり住民だけ逃がして街を焼いてみたりってことさ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
いい目だねぇ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
真っ直ぐで実にいい目だ
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
ふざけるな!
(なまえ)
あなた
お、落ち着いてカガリ
カガリは彼の言葉に気が触ったようで机を叩いて立ち上がる。それを宥めるが一向に収まる気はいはない
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
君も死んだ方がマシの口かね?
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
そっちの彼と彼女
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
君たちどう思ってる?
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
え?
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
どうやったらこの戦争は終わると思う?
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
モビルスーツのパイロットとしては
カガリ・ユラ・アスハ
カガリ・ユラ・アスハ
お前どうしてそれを!!
キラとあなたの名前カタカナがモビルスーツパイロットであることは敵は知らないはずだ。その事を知ってるバルトフェルドにカガリは驚く
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
あっははは!
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
あまり真っ直ぐ過ぎるのも問題だぞ?
キラは急いであなたの名前カタカナの手を掴んだ。あなたの名前カタカナもそれに気づいたようでカガリの手を掴みバルトフェルドから遠ざかる
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
戦争は制限時間も得点もない
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
スポーツの試合の様にねぇ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
ならどうやって勝ち負けを決める?
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
どこで終わりにすればいい?
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
どこ…で?
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
敵である者を全て滅ぼして…かね?
(なまえ)
あなた
それは違います
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
あなたの名前カタカナ!?
キラ・ヤマト
キラ・ヤマト
前に出ちゃ駄目だ!
バルトフェルドは取り出した銃をキラたちへと向ける。あなたの名前カタカナは撃たれる覚悟で彼の前へと出てくる
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
ほう?
(なまえ)
あなた
戦って滅ぼすことだけが平和の道じゃない
(なまえ)
あなた
私が知っている国もたくさん戦争してきた
(なまえ)
あなた
でも今は平和になってるんです…よ!!
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
っ!
彼女は彼の隙をついて銃を蹴り飛ばす。ここに来てから彼女は身体能力も倍に上がっているのだ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
まさか蹴り飛ばされるとはなぁ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
君本当にナチュラル?
(なまえ)
あなた
よく言われます
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
ま、今日の君は恩人だしここは戦場ではない
彼は蹴り飛ばされた銃を拾い引き出しに戻す。そして横にあったスイッチを押すとアイシャが出てきた
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
帰りたまえ
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
話して楽しかったよ
(なまえ)
あなた
ではまた
アンドリュー・バルトフェルド
アンドリュー・バルトフェルド
次は戦場でな

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