キラはバルトフェルドの部屋へと向かい彼が入れた珈琲を飲んで話をしていた。すると扉がコンコンっと音がする
部屋に入ってきたのはミント色のドレスを身にまとい髪を束ねたカガリ。見るからに可愛らしく着飾られていた
その二人の光景にバルトフェルドとアイシャは大きな声で笑いだした。余程面白かったのだろう
遠いところから彼女の声が聞こえる。キラはそっとその部屋の扉を開いて覗いてみた
そこには黒いドレスを身に纏い、初めて会った時より少し伸びた髪は可愛らしく編み込みがされている。さらに彼女は若干涙目になっている為色っぽく見える
聞こえるか聞こえないかの声で本音を漏らすキラ。聞こえていたらしくあなたの名前カタカナの顔はみるみる赤くなっていく
自分で言って落ち込むキラとあなたの名前カタカナ。しかし彼らが両片思いであることはカガリは知っているしバルトフェルドとアイシャは既に感ずいていた
カガリは彼を余程嫌っているようで彼の言葉を気にせず珈琲を飲む。カガリの横にいるあなたの名前カタカナはいたたまれなくなっていた
カガリは彼の言葉に気が触ったようで机を叩いて立ち上がる。それを宥めるが一向に収まる気はいはない
キラとあなたの名前カタカナがモビルスーツパイロットであることは敵は知らないはずだ。その事を知ってるバルトフェルドにカガリは驚く
キラは急いであなたの名前カタカナの手を掴んだ。あなたの名前カタカナもそれに気づいたようでカガリの手を掴みバルトフェルドから遠ざかる
バルトフェルドは取り出した銃をキラたちへと向ける。あなたの名前カタカナは撃たれる覚悟で彼の前へと出てくる
彼女は彼の隙をついて銃を蹴り飛ばす。ここに来てから彼女は身体能力も倍に上がっているのだ
彼は蹴り飛ばされた銃を拾い引き出しに戻す。そして横にあったスイッチを押すとアイシャが出てきた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。