第4話

魔術訓練
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2024/06/10 09:29 更新
フェルディナンド
君達はまだ貴族院の生徒ではないので、シュタープを持っていない
紅月ケイ
シュタープとはなんでしょうか
フェルディナンド
これだ
神官長はさっと腕を振って、光るタクトを取り出した。この光るタクトの正式名称がシュタープらしい。
フェルディナンド
魔力効率はシュタープを使った方が断然に良いんだがまぁなくてもできない訳では無い
フェルディナンド
まぁ今回君たちに覚えてもらうのは騎獣を作り乗りこなすことだ
と言って透明な魔石を取り出した
フェルディナンド
石に魔力を与えて、動く物の姿に変化させる。それを自分の意思で動かして、空を飛ばせなければならない。
紅月アスカ
楽しそう!
紅月ケイ
落ち着け
紅月アスカ
はーい
フェルディナンド
それでは持ってみろ
ローゼマイン
先生これ持った瞬間に魔力が凄い勢いで奪われていくのですが
フェルディナンド
あぁ、問題ない。まずはその石を君達の魔力で染めなければならない。君達の意識で動くようにするために必要なことだ
紅月アスカ
指輪とはまた違うんですね
フェルディナンド
そこは詳しくなるから今度だな
ローゼマイン
分かりました
フェルディナンド
それにしてもローゼマインは想像通りだが2人も十分に多いな
紅月アスカ
魔石が光りましたよ!
フェルディナンド
ふむ、染め終わったようだな
フェルディナンド
魔力で染めることができたら、形を変化させる訓練に移る。まず、これに魔力を注ぎ、膨らませる様子を想像しながら、魔力で石を変形させなさい。自分の思った形に変化させることができなければならないが、最初は大きさを変えるだけだ
紅月ケイ
風船みたいなものか
紅月アスカ
浮き輪みたいだねケイ
紅月ケイ
だな
ローゼマイン
これは風船みたいですね
フェルディナンド
君たちの言う風船や浮き輪とはなんだ?
ローゼマイン
風船は空気を入れね膨らませるゴムですね
フェルディナンド
浮き輪とは?
紅月ケイ
浮き輪とは水を弾くゴムに空気を入れ水の上に浮かせるものです
フェルディナンド
君たちもローゼマインと同じ世界の人間ということか
紅月アスカ
ローゼマイン様もだったんですね
ローゼマイン
私は日本でしたから
紅月ケイ
私達もですよ
ローゼマイン
同じでしたか
フェルディナンド
まぁいい
フェルディナンド
次は魔力を流し続けながら下に置いて、手から離しても魔力を流し続けてみなさい。それができるようになれば、特定の形に変化させる訓練へと移る
紅月ケイ
これはどこまで膨らませるんでしょうか
フェルディナンド
君達が魔力を止めるか、形を固定させるまでだ。自分が乗れる大きさにできるのだから、まだまだ大きくできる
紅月アスカ
じゃあまだまだ割れないんだね!
ローゼマイン
そのようです…
ピシピシ
フェルディナンド
馬鹿者!
紅月ケイ
アスカローゼマイン様を連れて下がれ!!
紅月アスカ
っ!タンっ(後ろに跳ぶ)
フェルディナンド
何をしている君たちは
紅月ケイ
割れることを想像したら割れるに決まってるだろうがアスカ
紅月アスカ
ごめんなさい!!
ローゼマイン
すみません!
フェルディナンド
……まったく、貴重な魔石が粉々だ
ローゼマイン
っ!?
?床に破片を集めて何をするんだ
フェルディナンド
何をしている? 割れた魔石は元には戻らない。もっと粉々にして、魔術具を作る時の材料にするしかなかろう
ローゼマイン
……大丈夫です。粘土はこうすればくっつくものだから。……ほら!
紅月ケイ
そういうことか
紅月アスカ
じゃあ私も
フェルディナンド
非常識な……
紅月ケイ
フェルディナンド様俺はどうしましょう
フェルディナンド
そうだな
君は騎士の訓練でも見ておけばいい
紅月ケイ
わかりました
フェルディナンド
最後に言っておくがその本は魔術関連のことが書いてあるので全て読むこと
そして魔力を練ることは危ないので勝手にしないように
紅月ケイ
わかりました
紅月アスカ
わかりました
紅月アスカ
ケイ読みすぎないようにね
紅月ケイ
分かってる

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