第5話

邂逅相遇Ⅲ
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2026/07/08 13:00 更新

伊達side
萩原研ニ
___で、此処からざっくりとだけど、下界のことが見えるようになってるってことよ!
降谷零/安室透
…なるほど。






萩原がこの世界の案内を自ら立候補してから数時間。


既にいろいろな場所を回っており、



ここら周辺で最後だろう。



降谷零/安室透
…何もないところかと思っていたが…案外生活するのには困らなそうだな。
松田陣平
早めにこっちにくると飽きてくんだよ。



それはこっちに早くきた方が悪いのではないか。





そんな少し無駄と言っていいような口論をしながら次の場所に移動する。








次は……あぁ




伊達航
(“現世の扉”…の所行くのか。)



現世の扉、正式名称は



”黄泉比良坂”





『この世とあの世を繋ぐ場所に扉を建てました!』なんて感じの扉だ。


名前の通り、扉を通ればあっちの世界に行けるし、黄泉比良坂付近に行けばこっちの世界に戻って来れる。





まぁ、戻る時に少しだけ”代償“もあるが…時々…いや中々みんなも外に出ているだろう。





降谷零/安室透
…これが_______。
降谷零/安室透
…なんと言うか…ただただ。




降谷零/安室透
大きいだけって言うか…こんなに飾りが必要だったのか?


神聖というか、なんというかわからないところの内装(?)の話をされても…




その質問を俺らに投げかけるな




それはマジで知らん。




降谷零/安室透
…っていうか、こんな扉、すぐに押すだけで開きそうな_____。



そう話しながら、扉に手をかける。




普段は、その扉は開かなくて、触れるだけで下界に降りられる。




はず。




そのときだった。












パコーン!






そんな効果音が聞こえるように降谷が扉に飲み込まれていった。


諸伏景光
ちょ…ッ、ゼロ!?
諸伏景光
…って…うわ…ッ________!






その流れのまま、諸伏も飲み込まれて____って








伊達航
ちょ…ッ、諸伏!手を離せ____!






そう声をかけても、手を離さない。





クソッ、道連れにするつもりか____!










なら、




萩原研ニ
ちょ…ッ、班長!俺まで巻き込むなって!!






1人でも多く、生贄として連れていってやる_______!








萩原研ニ
班長の………ッ
萩原研ニ
班長の馬鹿〜〜〜ッッッ!!!!



No side





チュン…チュンチュン







降谷零/安室透
…ん、




少し重たく思う瞼を開けた。






先程まで、少し薄暗く冷えている場所にいたせいか、此処の明るさに目が窄み少し眩暈がする。



周りには先程まで隣にいた4人もおり、全員目を覚ましたばかり、と言う所だろう。




降谷零/安室透
…此処は…。?






足元にはアスファルトがひかれており、先の方には点字ブロックが敷き詰められている。





目の前の建物には、テレビがついておりとあるビールのCMをやっている。



そうして、隣には大勢の人々が行き交っている。
松田陣平
なんだ_____。
5人
渋谷か/だな






爆処
…は?







自分でも渋谷と言っていたのに、その言葉に“元”爆発物処理班の2人がキレ始める。




何故、自分が“実態を持って”この場にいるのか?



そんな思考をすぐに放棄したのか松田に言い寄っている。




萩原研ニ
陣平ちゃん!一瞬俺をぶん殴ってく__________






言葉を遮るように、力強く腹に







クリティカルヒット。








ボコッッっていう効果音が似合うだろう。



萩原研ニ
い“…ってぇ!?
松田陣平
…殴った感じがある。





松田陣平
お前____生き返ってッ…いや
松田陣平
んなわけねぇか



急に殴り出したかと思えば、自問自答をして頭を抱えている。





側から見たら圧倒的な変人。いや…変質者だろう。



諸伏景光
ちょっ、一旦移動しよう!



諸伏景光
みんな、オレたちのこと見てるから!場所移動してしっかりと話そう?

そう2人に新たな提案をかけている。




諸伏の額には、冷や汗が少し滲んでおり所々の所作から焦りが滲んでくる。



諸伏自体も今の状況に困惑しているのだろう。




伊達航
…ひとまず、近くの建物に入るか…。


そんな、伊達の言葉を聞いた4人は、急いで近くのビルの中に入っていくのであった。

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