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第5話

あとがき
25
2026/02/09 15:27 更新
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

この物語は、私の日記をベースに書いた、私自身の記録です。

2025年1月。

あの日、自習室でスマホの通知を見た瞬間、私の世界は一度、真っ暗になりました。

「推し」は、私にとって単なる憧れの存在ではありませんでした。

苦しい受験勉強を支え、毎日に彩りを与えてくれる、いわば人生の背骨のような存在でした。

だからこそ、その存在が揺らいだ時の衝撃は、自分でも驚くほど大きく、深く、そして長いものでした。

信じていたものが壊れ、泣き、迷い、一度は運命のような奇跡に縋(すが)りつき、それでも最後には自分の足で歩き出すことを決めた――。

この一年間の心の揺れは、決して無駄ではなかったと、今は胸を張って言えます。

虹は、空に架かっているからこそ美しいのだと、今はわかります。

手を伸ばして掴もうとするのではなく、遠くからその輝きを認め、感謝し、そして自分は自分の道を歩いていく。

もし今、何かに絶望したり、大切にしていたものを失って、モノクロの景色の中にいる方がいたら。

どうか、無理に笑おうとしないでください。

泣いて、怒って、迷って、そうして過ごした時間さえも、いつかあなたを形作る大切な色になる日が必ず来ます。

私の人生に七色の虹をかけてくれた、かつての光へ。

そして、今、新しい光を見つけようとしているすべての「私」へ。

最大級の感謝を込めて。


2026年 2月 著者より

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