キーンコーンカーンコーン
「あれ、」
気づいたら、もうすでに放課後。
結局あの後剣持くんとは何も話せていなかった。
ねるねるねるねがダメな理由まだ聞いてないんだけど。
オリ「あ、いたいた。」
「ん?...あぁ、オリバー先生。」
オリ「お仕事お疲れ様です。」
「先生もお疲れ様です、!」
今日はメガネをかけているらしいオリバー先生。
「老眼ですか?」
オリ「はっは、最近遠くも近くも見えなくて〜って、バカ!!」
「ナイスノリツコッミ。」
今日なんかいいことでもあった?
切れ味サイコーじゃん。
オリ「冗談は、よしとして...」
「ノッたの先生ですけどね。」
オリ「うるさい。」
「はい、」
オリ「あの.....すきなお菓子とか、ありますか?」
ん?
デジャヴとか.....いうやつ?
「え、なんですか、その質問はやってるんですか、?」
オリ「は?もしかして誰かに聞かれました?」
「まぁ、愛する剣持くんから。」
結局よくわかんなかったけど。
「ねるねるねるねって答えたら、却下って。」
オリ「んぐっ、、ww」
「困らせました。」
オリ「それはあなたの名字先生のせいですね、確実に。」
「えぇ?」
伝えたいことは、
簡潔に、はっきり言わないと伝わらないんだよ!?
「先生もねるねるねるねって答えたら困りますか、?」
オリ「っ、/.....は、い、」
なんか目を逸らされた気がしなくもないんだけど。
まあ.....そうなのか、
万人問わず困るのか。
「どんなのだったら困らないとか、あります?」
ふっと目をやれば、若干耳を赤くしたオリバー先生が軽く考え込んでいる。
メガネも相まっていつもよりデキ男って感じ(?)
オリ「私だったらマカロン、とか。」
不意にオリバー先生と目が合う。
なにか愛おしいものを想うような、そんな目だった。
「え、オリバー先生マカロン好きなんですか!なんか意外...」
オリ「意外って何ですか、w」
「え、だってなんか、...う〜ん、バウムクーヘンとか言いそう。」
オリ「どっちも好きですよ?」
マカロンて、
かわいい一面もあるのだなぁとちょっとギャップ萌えか、流石に。
オリ「ねるねるねるねとかガキですか、w」
「はぁ!?ねるねるねるねで処されろ。」
オリ「ガチ勢すぎでしょww」
ゲラ笑いしてんじゃねー、
ねるねるねるねって子供達の夢のお菓子だから!!
オリ「んで、」
こちらに体を向ける。
オリ「好きなお菓子は?」
腕を組んで、うっすらと笑みを浮かべる姿は直視できなくて。
若干目を逸らすと、覗き込まれて目が合う。
「え、じゃあ...マシュマロ、とか?」
オリ「うわ.....」
「え、!?」
なんか知らんけど、めっちゃ嫌そうな顔された、
なんで!!!
オリ「もうむしろすごいです...」
「ハ?」
項垂れる先生はどこか疲れている。
なんか知らんけど、
やーいざまみろ
オリ「却下で。」
「2回目!!」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。