クレイマンのスキルを剥奪したことにより、クレイマンの配下…九頭獣は支配がいきなり解けたことにより、反動の眠りにつき、リムルも違和感を感じたようだ。
こちらを見たので微笑んておいた。

な、何でスキルが…!
み、ミリム!
この場にいる者達を殺し尽くしなさい!!

何で貴様の命令を聞かないといけないのだ。

はぁ…?!

はぁ…ミリム、演技するなら最後までしないと。

あなたがクレイマンのスキルを剥奪したからもう面倒くさくなってな!

ミリム様、今私の名を出さないでくださいよ…。

あ、ゴメンなのだ…。

貴様が私のスキルを奪ったのですか?!
返しなさい!
このようなスライムに肩入れする雑魚堕天族如きが私の邪魔をするな!!

あ"?
誰が…なんだって…?

俺の妹が、なんだって?
私はゆっくり歩き出して、ディーノは起きて、クレイマンの方に歩き出そうとしたら…

お前等、揃いも揃って…。
お前等は大人しくしていろ。
ギィに首根っこを掴まれた。

だってギィ!!
こいつは…!!

だってギィ!!
こいつ…!!

そういうところは本当にそっくりだよなぁ…。
性格は真反対なのに…。
お前等が行ったら弱いものイジメだろ。

誰が行っても変わらないだろ。
だったら行っても構わないだろ。

ギ、ギィよ!
そんな雑魚にタメ口を許してるのですか?!

よーし、ぶっ殺す。
私はギィの手を払い除け、クレイマンの元にゆっくり歩き出した。

おっ前!!
やめろ!!
ミリム、あなたを抑えるの手伝え!!

あなた姉が行く必要ないのだ!!
とりあえず、待つのだ!!

何度も何度も…俺の妹を雑魚と…。
随分と死にたいようだな。

お前もか!!
お前なんで今日に限って寝てないんだよ!!

あなたに起きてろって言われた。

タイミング悪いな…!!
私はギィとミリム様に抱きつかれ、動けなくなった。

離れろギィ!!
アイツを殺す!!

とりあえず、落ち着け!!
リムル!!
お前がクレイマンを殺せ!!
俺等の前でクレイマンを殺せたら魔王として認める!!

俺も行って良い?

駄目に決まってるだろ!!
お前は寝てろ!!

今は寝るきになれない。

お前等、片方が暴走したら自動的にもう片方も暴走するのか?!
このシスコン兄貴が!!
しっかりしろよ!!

誰がシスコンだ!!
俺は片割れを大切にしてるだけだ!!

それ実質シスコンだろ!!

誰がシスコンだ!!!

マジで、普段からそれくらいやる気出せよ…。
何であなたのことだけ…。
ギィがディーノに気を取られてる…。
今のうちに…。

駄目なのだ!!

…離してください。

嫌なのだ!

ミリム、そいつ抑えろよ!
俺はこいつ抑えるから!

離せ!
せめて頭潰させろ!!

消し炭にはしないから、斬り刻む程度なら良いだろ!!

お前等双子のセーフの基準なんだよ!
両方アウトだ!!
マジで椅子に縛り付けるぞ!!

いや、セーフだろ!!
なら、魂を破壊するのは…!

やめろ!!
普段はまともなのに…ガチギレしたら一番やばいやつなんだよな…。

誰がやばいやつだと?!

おいこらギィ、喧嘩なら買うぞ!

お前等2人同時の相手ほど面倒なのは無いからパス。

チッ…。
私は舌打ちをして後ろに戻った。
それからずっと殺気を出していた。

あなた様、あの、殺気をしまいませんか…?

これくらい平気だろ。
スイは結界を張っておけ。

あ、はい…。
(魔王の方々すみません。
私は無力でした…。)
その後、クレイマンはリムルに喰われて、フレイとかリオンはミリム様に下った。
そして、宴後私は彼女らが心配になり少し先に帰ることにした。
私が向かったのはクシャ山脈。
此処には昔からの知り合いがいる。

あなた様、お久しぶりです。
本日は何か用が…?

カエデとモミジに少しな。
先程、魔王達の宴で少しお前達に相談したほうが良いことがあってな。

相談ですか?

フレイの事でな。

わかりました。
どうぞこちらへ。
私は天狗達の隠れ里の中に入った。
そして、カエデとモミジのもとに来た。
カエデは天狗の長で山の神と言われるほどの力を持っていた。
天狗は元は天使で天使がオオカミに受肉した姿だ。
私としても、彼女達の事は昔から気に掛けていて色々力になったり、助けたりしている。

あなた様、此度は一体何が…?

お久しぶりです、あなた様!

久しぶりだな、モミジ。
4年ぶりだな。
用はカエデの様子見と真面目な話を、な。

それで…本台は…?

フレイがミリム様に下った。
カリオンもだ。
ミリム様の配下は急激に増え、フレイの陣営の戦力も増える事となる。

そんな…天狗だけじゃ対処しきれない…!

アイツがまだサリオンを狙ってるなら、私も遠慮なくお前達に力を貸すが…。
フレイがどう出るかが問題なんだ。

確かに…それは困りましたね…。

神樹のあるサリオンを落とされるのは私としても困る事。
まぁ、暫くは此処に通い詰めになるだろう。
会議のついでにカエデの治療の方も勧めるよ。

私はもう、死を待つばかりですから。
娘の事もあなた様に頼めば安心ですわ。

本当に…300年もの妊娠なんて無理をしなければ…。
それに、相談してくればモミジの名付けだって私がやったぞ?

娘への名は自身でつけたかったのですよ。

はぁ、まぁできるだけ治療はする。
私としても、長年の友が死ぬのは悲しいからな。

感謝致します。
そうだ、モミジに稽古をつけてやってくれませんか?
まだ完璧に戦い方を覚えれて無くて。

私は充分戦えます!

まだ朧流を扱えきれないだろう。

別に良いぞ。
私も2人ほど弟子をとったからな。
私がそう言うとモミジとカエデは驚いていた。

弟子はとらないものだと思ってましたわ。
貴女様の剣技に付いて行けるのは貴女のお兄様だけですもの。

なっ!?
いつの間に…。
いや…まだ遅くない?

モミジ、どうした?

私もあなた様の弟子にしてください!

別に良いけど…私の一番弟子にはまだまだ程遠いぞ?

絶対に誰か知りませんがその者を追い越して、あなた様の一番弟子になります!!

頑張れよ。
私は微笑みながらモミジの頭を撫でた。

本当に…あなた様が男なら娘の婿になって欲しかったです。
そうすれば、天狗の里は安泰ですし。

私は仕事柄、恋人や夫などは作らないようにしてるんだ。
私は世界各地を飛び回らないといけないからな…。

あなた様みたいな完璧な女性ならモテそうですが…。

モテて無いよ。
それに、この莫大な力が無くなればそれこそ兄のカバーが出来なくなるからな。
世界管理が行き届かなくなる。

貴女も大変ですね。
1人でこの世界の全てのスキルの管理など…。

堕天族じゃ無ければ過労死してるよ。
私は少し、目を伏せてそして目を開きモミジを見た。

モミジ、少しカエデと2人きりで話をさせてくれないか?

わかりました。
モミジはそう言って部屋を出た。

私だけに話とは…。

私はカエデに生きてもらいたい。
そして、私の後継になってほしい。

貴女様の…後継ですか?
無理ですよ、私は寿命が…。

私の力なら助けれる。
もうすぐ、天魔大戦だ。
私の同期はきっと…私も兄も使うだろう。
私は、そうなる前にあいつのスキルを剥奪し封印する。

なら、何故後継など…。

…私はカエデ程ではないが長く無い。

始原の貴女が?!

スキルの管理や調整、等には私の魔素を使う。
足りない場合は私の生命力を使うんだよ。
私はヴェルダ様を助けた時に無理をしすぎてな…。
それに、死にかけた人間と死んだオーガを助けて、更に最近大勢の進化で魔素がギリギリ足りなくて少し生命力を削ってな…。

そんな…。
この里はあなた様の加護と魔法で完全に隠しているのに…。

私の命尽きるまで、ヴェルダ様の命は全うするつもりだ。
実際のところ、寿命の事に気づいているものは居ないだろう。
こうして話したのも、カエデか初めてだからな。

貴女様が居なくなれば、スキルは暴走しますよ?

だから後継を探してるんだ。
モミジは若すぎる。
力は充分だが、経験不足だ。
その点、お前は経験もあって判断力も良い。
どうだ?

……その話、考えさせてください。

わかった。
すまない、こんな話…。

いえ、貴女様の苦労はよく知っていますから。

私はモミジの元に向かう。
私はそう言って、モミジのいる庭に出た。

あなた様!
お母様との話は終わったのですか?

あぁ、終わったよ。

稽古、早速お願いします!

熱心だな、わかった。
早く…後継を見つけて継がないと…。
最悪、兄さんに任せて…。
でも、兄さんに任せたら…。

あなた様?

あぁ、少し考え事をな。

もう…。

すまない。
さぁ、始めようか。

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