第4話

 いやな先輩.
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2025/08/21 14:04 更新













 お互いケーキも食べ終わり、晩御飯の時間になった。


 私の母親は一階からでかい声で

 『早く来ないと私が全部食べるよー』

 と言う。


 どんな胃袋してんだよ。










松野 千冬
 じゃ、戻るわ 
あなた
 また明日ね~ 













 窓から自分の部屋へ戻っていく千冬。


 こんな感じで、いたって普通の日常を繰り返している。




 でも、この普通が普通じゃなくなるまでもう少し______。





















 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
























 ある日。



 朝礼で担任から、HR委員は終礼後に集まりがあると知らされた。




 私は一年のときからHR委員をしている。


 放課後に一緒に帰れそうにないと千冬に連絡し、
 集まりがある教室まで向かう。




 教室へ入ると、そこまで人は集まっておらず

 自分の席に着いて、大人しくお絵かきでもしてようと
 鞄から紙を取り出した。




 少しすると、人がだんだん集まってきているのが視界に入り、

 お絵かきをやめようと手を止めたその時、

 横から顔が突き出てきた。











あなた
 うおっ、 

???
 え、なにこれ笑
 もしかして絵下手くそ?笑 
あなた
 ……これでも一生懸命書いたのに 











 急に顔を出したと思えば、書いた絵をバカにしてくるこの人は

 同じ委員会で委員長の" 黒川イザナ "先輩。


 

 会うたび私をからかってくる。多分暇なんだと思う。










黒川 イザナ
 なんで指が6本あんだよ 
あなた
 あれ 
黒川 イザナ
 やっぱお前アホだな 
あなた
 うぜぇぇ 
黒川 イザナ
 記念に貰っといてやんよ、この紙 
あなた
 早く処分しないと不運になる呪いかけたんで 
黒川 イザナ
 やめろ 











 紙をヒラヒラとさせながら自分の席へ行く黒川先輩と顔といったら

 ムカつきすぎで手が出そう。




 不快な気分で始まった委員会の集まりは、

 とくに大事な話ではなく、すぐに終わった。




 喉が渇いた私は、自販機にでも行って飲み物を買おうと
 そそくさと部屋を出て歩き始めたつもりだったが、















黒川 イザナ
 早ぇよ 












 と、首根っこを後ろから捕まれ歩みを止められた。










あなた
 首死ぬ 
黒川 イザナ
 そんな早々と出てくなよ 
あなた
 用がないなら早く帰りますよ普通 
黒川 イザナ
 俺のこと待ってくれてもいーじゃん 
あなた
 やだ 
黒川 イザナ
 可愛くねーな 













 当たり前のように隣に来て一緒に歩く黒川先輩。

 なんで着いてくるんだ

 と疑問だが、下駄箱を出たら分かれるだろうと思い
 渋々一緒に歩いてあげた((











黒川 イザナ
 もう帰んの? 
あなた
 はい。自販機寄って帰ろうかと 
黒川 イザナ
 付いてく 
あなた
 やめて 
黒川 イザナ
 俺コーラね 
あなた
 人の話聞いて 











 人の話なんて聞くことなく、自販機に付いてきた先輩は

 私がお金を入れるや否や迷うことなくコーラのボタンを押した。



 遠慮くらいしろよな。












あなた
 あとで請求します 
黒川 イザナ
 あー、鶴蝶に頼んどいて 
あなた
 あんたに言ったんだよ 











 鶴蝶というのは黒川先輩のお友達。

 鶴蝶先輩は黒川先輩と違いとても優しく、
 私をからかう黒川先輩をよく、注意してくれる。











あなた
 はい、お金 












 早く返せ。


 という意味で手を差し出せば、コーラを飲む手を止めて

 私の手に自分の手を重ねてくる先輩。





 お手?











あなた
 ぶふっ笑 
黒川 イザナ
 は、はぁ?!なんで笑うんだよ!! 
あなた
 だって、なんで犬のお手みたい……笑 













 手差し出されたらそーするだよ!

 と顔をでかくして言う先輩。




 今の流れ的にお金の請求だろ。











あなた
 うわぁ、写真撮ればよかった 
黒川 イザナ
 殺すぞ 


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