第3話

 ケーキ.
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2025/08/21 14:04 更新
















 
 ケーキも買い終わり、それぞれの家が見えてきた。
 
 家は隣で、親同士ももちろん仲が良い。



 それぞれ家の前で別れ、自分の家に入る。



 晩御飯の支度をしている母親に『ただいま』と言えば
 手に持っているケーキ屋さんの袋を見て、『くれ』と一言。

 がめついぞ。










あなた
 千冬が母さんにもって 
母親
 やだもうなに千冬くん大好き 
あなた
 父さんに言ってくれその愛の言葉は 










 『はやく頂戴』

 と鍋に火をつけたままこちらに寄って来ようとする母親を止め
 冷蔵庫の中にケーキをしまう。

 

 私は、きちんと手を洗ったあと、冷たいアイスティーと
 自分のケーキを1つ取って部屋に戻った。








 部屋に着けば早々に、窓をノックする事が聞こえ、
 カーテンを空けるとそこには先程まで一緒にいた千冬がいる。

 
 偶然にもお互いの部屋が、向かい合わせになり

 千冬の部屋から、ベランダのある私の部屋までの距離は
 さ程遠くはない。



 鍵を開け中に入らせると、自分もケーキを持ってきていたようで
 机に置いて食べだした。
 













松野 千冬
 ?
 食わねぇの 











 口の端に生クリームを付け、モゴモゴを言葉を発する千冬。

 『食べ終わって話せ』

 と言うと、

 『あざといだろ』

 となんとも自意識過剰な返答が返ってきた。












あなた
 ……着替えたいんだよね 
松野 千冬
 着替えれば? 
あなた
 だから顔隠せって言ってんの! 
松野 千冬
 今頃なに気にしてんだよ 
 裸の付き合いだろ
あなた
 それは保育園の話っ!! 











 私も年頃の女の子。

 いくら幼馴染みだからといって堂々と着替えたりはしない。



 
 毎回毎回このやり取りをして流石に私も疲れているのだが
 当の本人は全く気にしてない様子。











あなた
 ……もう部屋いれないよ 
松野 千冬
 ごめんなさい
 あっち向いてます 











 よっぽど私の部屋に入れなくなることが嫌なのか
 大抵この言葉を言えばすんなり言うことを聞いてくれる。


 最初からこのくらい素直であれ。










あなた
 私もたーべよ 
松野 千冬
 これ上手いよ 
あなた
 食べる 











 着替え終わった私は、持ってきたケーキとアイスティーを
 千冬がいる机まで運び、一緒に食べ始めた。



 千冬はショートケーキ。

 私はモンブラン。


 
 今日あったことや、最近できたカフェなど
 他愛もない会話を小一時間話していた。











松野 千冬
 こっち来ればよかったのに… 











 ふと、千冬の高校の話になったときに

 頬を膨らませてそう言ってきた。











あなた
 私はトリマーになりたいわけじゃないからね 
あなた
 私は私の将来のためにこっちの学校にしたの 











 千冬の将来の夢はペットトリマー
 なので、それ関係の高校に進学している。


 私は、飲食店経営を目指し、
 商業科のある今の高校でマーケティングや会計などを学んでいる。


 最初は離れることを躊躇していた千冬だが
 何度も話し合って、こういった結果になった。

 
 しかし、高校入学後も
 私のいない高校生活が苦なのか、何回もそう言ってくる。











あなた
 親離れできない雛鳥みたいだよ 
松野 千冬
 うるせっ 
松野 千冬
 あなたは寂しくないのかよ 



あなた
 まぁ、少しは寂しいけど、
 毎日こうして迎えに来てくれるし 
あなた
 大人になったら今みたいに一緒にいれないと 
 思うからいい機会なんじゃない?

松野 千冬
 …… 











 この件に関しては、なに言ってもダメな千冬。



 
 もとは私と同じ高校に着いてこようとしたのだが、

 私は、今、千冬が通う高校に本当は行きたいと
 思っていたことを知っていたので

 ごり押ししてそっちに入学してもらった。




 だが、納得いかないのか二年生になった今も
 時々こうして聞いてくるのだ。











松野 千冬
 好きなやつとは一緒にいてぇだろ 
あなた
 ?? 



 狂愛入るかも 

 お互いの部屋を行き来するなんて
 あり得ないかも知れませんが夢小説なんで
 許してください

 あと早速ランキング載ってて嬉しい👼🏻✨️ 
 ありがとうございます❕

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