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第3話

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2026/09/12 19:10 更新




善法寺伊作
やっぱりあなた!?
あなた
はい
土井半助
( おや )



二人は知り合いか何かだろうか?と土井が疑問に思うと、乱太郎も同じくそう思ったようで


猪名寺乱太郎
伊作先輩は新しい事務員さんとお知り合いなんですか?
善法寺伊作
あーっと、
あなた
諸事情あって一度お会いした事があるのです



あなたは言い淀む伊作を遮って何かを含ませるような口調をした。それを読み取ったのか土井は「なるほど」という顔をする。


土井半助
( 恐らく雑渡さん関係で何度か会った事があるんだろう、タソガレドキとして )



多分所属を明かさなかったのは、大方雑渡さんに秘匿せよと言われたとかそんな辺りか。


善法寺伊作
あ、そうだ。この子は猪名寺乱太郎、一年は組で同じ保健委員会なんだ
猪名寺乱太郎
初めまして!よろしくお願いします
あなた
猪名寺様ですね、こちらこそよろしくお願い致します
猪名寺乱太郎
乱太郎でいいですよ?



そう言われたあなたはにこりと笑顔を作るだけだった。


善法寺伊作
乱太郎、今日はもう仕事終わりでいいよ
猪名寺乱太郎
え、でもまだ...
善法寺伊作
大丈夫、僕がやっておくから!
猪名寺乱太郎
分かりました。では先輩、土井先生、山本さん、失礼します!



そう言って無邪気に挨拶をした乱太郎が保健室から出ると部屋には静寂がやってきた。それを破ったのはあなた。


あなた
すみません、話す時間を頂いてしまって
善法寺伊作
ううん、気にしないで。僕も気になる事いっぱいあるし



伊作が乱太郎を帰したのはあなたが何か話したげな様子に気付いたからだった。流石六年生というべきか、と土井は思う。

つい前まで幼かった子達もいつの間にか大きくなっている。六年生達も例外ではなく、つい最近まで一年生だったのになぁと昔を思い出しながら感慨に浸っていた。


善法寺伊作
それにしても、まさか噂の新しい事務員があなただったとはね...
あなた
噂されていたんですか
善法寺伊作
うん、この時期に来るなんて変だねって
あなた
あぁ、なるほど...私が生徒の皆様の前に出ると変に目立ちそうですね
あなた
伊作様、本題なのですが私がタソガレドキだというのは他の方に話さないで頂けると助かるのですが
善法寺伊作
もちろん!
善法寺伊作
皆雑渡さんにすら敵意出してるから、増えるととてもじゃないけど、ね...
あなた
まぁ、それが普通でしょう
あなた
忍術学園とタソガレドキは敵対してないとはいえ、味方同士という訳でもないですからね
善法寺伊作
はは...


苦笑いをしながら伊作は土井をちらと盗み見る。あなたは普段からとても礼儀正しいが、こういう風に忍術学園の教師の前でこんな話をするなどかなりの豪胆さも兼ね備えていたりする。

土井先生がどう反応するかと一瞬肝を冷やしたが、あなたが言った事はまぁ事実ではあるのだしそもそも土井先生はあまり話を聞いていなかったようだ。


善法寺伊作
そういえばあなたはどういう役割の事務員に?
あなた
基本的には侵入者の退治だそうです
あなた
後は授業の手伝いなど...そこら辺です
善法寺伊作
実習とか?
あなた
恐らくは。私に勤まる気がしませんけどね
善法寺伊作
いや、あなた自覚してないかもだけど結構強いからね...?
善法寺伊作
まぁ何にせよ、あなたから教えてもらえる機会があれば楽しみだな
善法寺伊作
よろしくね
あなた
えぇ、お手柔らかにお願いしますね
善法寺伊作
こっちの台詞だよ...




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