テオの大きな声で目覚める
あ、うちバスの中で寝ちゃってたのかぁ
そんなことを思いながら外を見ると
1面真っ白な雪だった
東京住みの私にとっては
こんな景色中々見られない貴重なもの
おもわず見とれてしまう
私達4人はバスをでて旅館へと向かった
ここからは男子と女子で分かれてる
同じ部屋に泊まる女子と合流し泊まる部屋に向かう
沙織がしおりを持ちながら1つの部屋を指さす
ドアを開けると思ってたよりも綺麗な部屋だった
個人で持ってきたお弁当を食べてから
スキーに出発するのだ
そこからは楽しい昼食の時間を過ごす
確かにと他の女子が笑いながら言う
みんなそれぞれ好きな人がいるんだろうなぁ
私いないし聞き役に回るかぁ
そんな呑気なことを考えながら
ウインナーを口に入れた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!