だるい、なぜこんなにも校長の話は長いのだろうか。
中学から高校に上がったら、校長の話は少しでも短くなるかもと期待していたのに、もっと長くなるだなんて。
高校の入学式という祝うべき時に、こんなにつまらない思いをするだなんて思ってもいなかった。
しかも僕は、新入生代表の話を任されていて、そろそろ出番だ。
親が大企業の社長だからといってら、事ある毎に代表を任されているが、もう懲り懲りだ。
「本日はこのような会を開いて頂き有難うございました」
つらつらと堅苦しい言葉を並べている僕は、傍から見たら校長と同じなのではないだろうか。
新入生代表の話を終え、生徒会長、生徒会副会長、と話をしていく。
その時、ある人物が僕の目に入った。
「何あの人………………ちょーかっこいい」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。