二人はエーミールに報告書を渡した後、何もすることが無かったのでリビングに戻った。
ドアを開けると、任務が無かったコネシマ、チーノがソファでゴロゴロしている。
二人もソファに座り、夕飯の時間まで談笑していた。
少し時間が経った頃、ドアから一人入ってくる。
部屋は綺麗に整頓されている。
ゾムはとりあえず棚をガサゴソと漁ってみた。
だが、どの棚にも資料らしきものが見つからない。
早く見つけなければ誰か来てしまう。
最後の棚を開く。
そこには分厚いファイルが一冊ドンと置かれてあった。
ゾムはUターンし、もう一回裏から潜入した。
だが最悪のタイミングだった。
部屋に戻ったら、丁度ドアから入ってきた三人の敵と鉢合わせてしまう。
ゾムは怒りに任せて三人の頭に拳をだした。
敵はゾムの八つ当たりで気絶させられた。
噂をすればなんとやら。
ドアの方から音がする。
見たこともないスピードで鬱先生は走ってしまった。
まるで嵐のように去って行った。
四人はまださっきの話と今の状況で、笑いの余韻に浸っている。
食堂にはボコボコになった鬱先生に食害するゾムの姿があったとか…。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!