あなたの名字財閥の1人娘として生まれた私。
お父様は生粋の機会好きと知られており、
現在は大阪でVRの開発会社との仕事のために
家を空けている状態だ。
そんなお父様がいる大阪の会社に
わざわざ「娘を殺す」と書いてある殺害予告が
送られて来たらしい。
手元にある手紙の内容はこうだ。
2 0⚪︎⚪︎年
× 月 ×× 日
ア ナ タ 様 の 1 人 娘 の
あなた様 を
VR の お 披 露 目 パ ー ティ ー で
殺 害 し た し ま す 。
この手紙は、刑事ドラマなどで良く見られる
雑誌や新聞の文字を切り取り、貼り付けられた手紙だ。
身代金などの要求はない。
ただ、私を殺したいだけのようだ。
殺害予告なんて初めてのことだ。
財閥の娘なのだから、可能性はあると感じていたので
少しは覚悟していたし、いつ来ても大丈夫にしていた。
けれど、実際に来た手紙を目の前にして
足が震えている自分がいる。
何とか自分を落ち着かせて
友達である蘭と園子に、"私の家に来て"という
内容のLINEを送った。すぐに既読はつき
急いで来てくれるらしい。よい友を持ったものだ。
…蘭って、ガラケーだった気がするんですけど
どっちでしたっけ?
♡ とコメントしてくれると
嬉しいです🥹












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。