第21話

35 - 俺のターン
491
2023/03/11 22:58









-----さとし視点-----






















やっと、俺のターンだ。




スマホをベッドの上に置いて、あなたちゃんを見つめる。





あなた
……?
さとし
あなたちゃん、俺のこと好き?


あなた
え、はい
あなた
さとっちゃんのオタクですから

さとし
…///

急にあだ名呼びするんかい!///


もう、、あなたちゃんだから許すけどさ、、、///






、、ふうー。








さとし
その好きは、推しとして…ですか?

我ながら意っ地悪な質問だわな


あなた
…はい





さとし
……え?
さとし
(え?ならちゃん?え俺騙された?)
さとし
(ここで「恋愛としてです」って言われて「俺もだよ」って言って付き合う予定だったのに!)
さとし
(はぁぁぁぁ?!絶対騙されたってこれ!!!)


 ※⬆さとっちゃんは純粋コアラだということをご承知おきください。







瞬時に頭の中を整理して、出した俺の答えはこれだった。












さとし
(好きにならせるしかない。!!!)




俺は立ち上がって、あなたちゃんに正面から抱きついた。











-----あなた視点-----







さとっちゃんが黙り込んだと思ったら、優しく抱きついてきた。


あなた
ん、え?あれ?
あなた
さとしさーん……?
さとし
あなたちゃん。

優しく、落ち着いた声をしている。
さとし
あなたちゃんは、俺を推しって見とん?






あなた
(いや、恋人みたいなことしないでもろて?!好きになっちゃうわ!)
あなた
はい…



若干の嘘を交えて話す。



さとし
そうか………






















さとし
ほんとはね、言うつもりじゃなかったんだけど、






さとっちゃんが抱きしめるのをやめたと思ったら、




あなたの一人称の両肩を優しく掴んできて、そのまま近距離で見つめられた。








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