第51話

私は神である
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2026/10/07 13:43 更新
登場人物:雨桜神零『』霊苑夢羅「」望月桜羅[]
     モブ〈〉
『はぁー暇〜』
[仕事やれや。新世界後も暇ちゃうねん]
『え〜、気分じゃな〜い』
「はっwそんなこと言ってると大天使に怒られるよ〜w」
『緋音には最低限度の仕事を見せてるから大丈夫』
[ホンマか…?緋音やったら信じるの簡単やないと思うんやけど]
『ん〜?諦めてるから』
「あ〜…狐神、あのね〜。この天地神仕事してる方がマシっていうのが大天使にあるから」
[はぁ?何やそれ]
『神界にいた時点でね、もう見切られてるから…』
「ほんっと笑えるよね〜w」
[なんか…悲しいやっちゃな]
『辞めて…!桜羅…!私のライフはもう0よ!!!』
[やめえや]
長閑で平和な時間。新世界【エレフセリア】となっても小さな問題は発生する
そのメモというか結果報告というかとにかくその問題に対して書類を作らねばならない
『…?はぁ…』
[ん?どしたん]
「なんか…嫌な予感がするね」
『一仕事かなぁ、面倒だなぁ』
そう言って立ち上がり部屋から出ていく。それに続いて夢羅と桜羅も出ていく






外に出てみれば、空に亀裂があり、そこから何やら粉状のモノが降っているように見える
〈!零様!あ、の…!〉
『分かってる。これは、“バグ”だから』
「 バグ 」
世界にある無数の矛盾が集った誤りの塊。簡単に言えば修正点。それらが暴走し、世界を壊そうとする働きが勃発し、世界に亀裂が起こる
また、原因として神が引き起こす場合もある
『………はぁ、私を試そうとでも言うのかねぇ』
[零、これどないすんねん]
『大丈夫、すぐ片付くよ』
そう言って強く地面を蹴って飛んだ。望月桜羅が続こうとするのを霊苑夢羅が止めた
[ちょっ、夢羅?!]
「アレは、天地神だけが片付けられるモノだよ」
「なんの関係もない子が行っても、悪に吸われるだけ」
[夢羅、アレが分かるんか]
「僕も元は頂神だからね。ナニカってのは分かるけど、僕も対処はよく分からない」
「ただ、アレに無関係な奴が近づいたら吸われて、お陀仏もしくは別次元にバイバ~イだね」
[別次元って……神界のルールでアカンやん!]
「そうだよ。だから、行っちゃダメ」



『すぅ…〚我は神なり。八百万に選ばれし、頂の者なり。審を下し、判を押す。神装我に纏い給え。我、真なる神ぞ〛【神の御成】』
上昇しながらの詠唱。そして、放たれた瞬間、雨桜神零の姿は見事に変わる
下から見上げていた桜羅は驚く。雨桜神零が本当に神だと実感させられたように、遠い存在に感じ、神聖さを感じる服装だった
霊苑夢羅は旧友にでも会ったかのように、「おぉ」と感嘆の声を出した
『この世界、壊せるものならやってみろ』
『……【深層・ダイトゥルー】』
神装実装時に生成された槍を手にバグへ突き刺した刹那____バグが修正されていく。星のように輝く粒子が散っていく
『………ふぅ……【神装解除】』
バグが終わり、雨桜神零は一息つく
そして、重力に従って“落ちる”__
[はぁ?!ちょっ…!零!!?]
風を切る音が続く。地上から50メートル辺りのところで重力を扱い、ふわりと地面に降りる
[ぉ……あぁ…えっと…無事なんか…?]
『無事だよ〜☆』
[びっくりするやろが!]
『えへへ〜!まぁ、ちょっと疲れたから、部屋に戻るわ』
〈あっ!零様!!ありがとうございます…!〉
『いいよ、コレは…私たちの問題だから』
「…………」





〜雨桜神零の部屋〜
部屋に入ってすぐにベッドに入る
『ぅ……ふぅ………寒……』
現在の新世界【エレフセリア】の季節は秋よりの夏である。いくら寒くてもベッドに包まるほどの寒さになることは無い
『んん………寒すぎ…』
「天地神〜?はいるね〜?」
『ん…?ゆら…?』
「あー、やっぱりそっか。ほら、手」
『や………ベッドから出たくない…』
「…はぁ………ん、冷たっ?!!」
そう、現在雨桜神零の体温は氷のように冷たく、下がってしまったのだ。原因は先程行った『 神の御成 』である
「はぁ……ベッド、入って良い?」
『ん……』
返事の代わりに奥へ移動し、入る隙間を作る。そして、霊苑夢羅が入れば、暖を求めるように抱きついてきた
「うぅ……冷たぃ……」
『ゆら、あったかい……』
雨桜神零は『 神の御成 』を使うことで体温が下がりやすくなってしまう。勿論、通常こんなにも冷たくなるわけではなく、今回行った場所が標高の高い空であったから早く下がりやすくなってるのだ
また、雨桜神零が元来神になるはずではなかったことも影響している
「ふぅ……(僕は悪魔だからなれないけど、天地神は華神によって変わったからなれるんだよね…)」
『んん……すぅ……、』
「へ?うわ……マシか(寝ちゃった……ど〜しよ。動けないなぁ…)」
雨桜神零は寝ている間でも警戒の結界を張る。動くもの全てに反応するのだ。夢羅は離れられず、まぁいいかと、共に眠ってしまった
「 神装 」は神の本領発揮ってところですかね
神らしい姿であると言えばそうですね。「 神装 」を行えば、魔力回復、身体能力向上、魔力量増加が効果として、あります。また、それぞれに合った神の武器が付きます
桜羅は本質のみの神なので、神装は不可能。夢羅は悪魔の血が残ってるので神装実装は不可能となってます。まぁそもそも、属神程でなければ神装は得られませんが
それでは、ばいうさ〜

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