次の日 7月17日 火曜日
僕はいつもの時間に目が覚める。
7時50分.....
家から学校は距離が近いので
早く起きる必要がないのだ。
僕はいつもの作業的な身支度を済ませ、
のりしおに出迎えてもらってから
学校に行きました。何度も言うけどのりしおは
僕のペットだ。犬だ。
そんな時だった。日常というのは
すぐに壊されてしまう。とても簡単に。
ドアを開けた時、見知らぬ女の子が
僕が出てくるのを待っていたのだ。
僕は声には出さず、走っていくお姉さんの姿に
手を振ってお別れをした。
僕はあいつとの会話で遅刻寸前になってしまった。
よくわからない不審者に話しかけられたものだ。
1回目の僕とか、記憶障害とか馬鹿げてる。
僕は昔の記憶だって、覚えてる。
先輩と喧嘩したこととか、
自殺しようと決めたこと。全部覚えてる。
....なんで喧嘩したんだっけ、なんで自殺しようって
思ったんだっけ....
考えがまとまらないまま、学校で授業を終えて、
家に帰った。
家→学校→家
僕は家の部屋を見て回った。僕はここ数年、
開けていない引き出しを開けてみた。
そこには、
『4:僕の日記』を見つけた。
4ということはあいつ(白雪)が言っていた4回目の
僕のことだろうか。いや、信じているわけではないが
そうだとするならば、4回目の僕ということになる。
見てみる価値はあるかもしれない。
僕は4回目の僕の日記を開いた。
.....なるほど。そういうことか。(4話→日記内容)
僕はまだ、あいつ(白雪)のことはよくわからない。
そして、僕のこともまだよくわからない。
わかったことは店長との出会いだった。
確かに、僕は何故ここでバイトをしているのか
全くわからなかった。わかろうともしなかった。
それが当たり前になっていたからだ。
僕のできることは限られている。
僕は大切なことを忘れている。
その証拠は、4回目の僕は泣いていた。
そのせいか、日記は滲んだあとのようなものがあった。
とりあえずは考えるのはやめよう。
今はどうしようもない。
次の日
僕はバイトだ。
いつものようにバイト先に向かう。
今日は遅れてない。
僕たちは店に入ると店長と新人バイトの
うららちゃんが椅子に座って待っていた。
いや、正確に言うならば、
店長はシナモンロールのピンク色のゲーミングチェアに
座っていて、うららちゃんはマッサージチェアで
スライヴ CHD-9200-BK ブラックを使っていた。
そんな椅子に座りながら、僕たちを待っていたのだ。
しかも、映画を見ていた。くつろいでるじゃん。
早すぎる...
なんてものを渡しているのだ。
そう言うと店長はシナモンロールの
ゲーミングチェアに座り、映画の続きを見始めた。
僕はいつものように接客をする。
そう、説明しよう。この客は僕のストーカーに
近い人なのだが、なんでストーカーするのか
全くわからない。どうしてだろう。
まあ、少しいいところは注文したものを
食べてもいいと言うから勝手に食べたりできてるので
いいなって思ってる。僕が生活する為にも少しでも
食事はしておかないとね。最近は金欠気味だし....
年中金欠だったわ....。
もちろん、連絡なんて取る気なんてないのだが
この客はそう言うと、席を立ち上がって
僕の肩に手を当て、肩を組んできた。
早く離せ...〇〇〇〇!おっと本音が....
気持ち悪いなーどうしよう。
そんなことを考えていると店の奥から
ある3人が出てきた。なにこれデジャヴ。
店長 ダブルチェンソーandリッター4Kを装備。
うららちゃん 鎧でガトリングガンand日本刀を装備。
先輩 立体機動装置とハイリアの盾とカメラと
緑の帽子を被っている 装備。
殺意があるな...
この客はそそくさと店を出ていったが...
店長は容赦なく、リッター4Kでさっきの客を
撃ち抜いた。
僕はこんな毎日だけど、楽しくやってます。
その後、僕は皿を洗い、バイト終えました。
バイト後の帰り道。
僕がそう言いながら、歩いていると
前に先輩が歩いていた。
僕はそんな先輩を後ろからトントンと
肩を優しく叩いてやる。
先輩はそう言うと、
僕を置いて先に行ってしまった。
もう、先輩の姿は見えない。
きっと僕の姿も見えないだろう。
毎日が何事もなく、進むから楽しい。
バイトの店→僕の家
僕は家に帰ると、変な犬が僕を出迎えた。
朝...この犬の名前を知っていたような....
なんだっけな...ちょっと鬱陶しいので
適当に餌をあげて、手を洗い、リビングに行き、
リビングでテレビを見る。今日のテレビは面白くない。
テレビを見た僕はお風呂に入る。
ワンチャン、イメチェンもありかもな。
次の日
僕は首を吊った。
狂人だからだ。やらないといけない。
苦しい....
いっそのこと、もう楽にして。
僕たちは人狼ゲームを楽しんだ。
こんなった経緯を説明しよう。
朝、起きた僕はいつものように学校は休み、
バイトに行った。バイト途中で
店長が店の奥から現れて、急に人狼ゲームを
やろうと言い出したので、人数が4人だとあまり
楽しくないので、人数を増やすことにしたんだ。
そこで思いついたのが客を誘うというもの。
色々な客に声をかけたけど、一緒にやっては
くれなかった。そんな時、なんかおっさんと
昨日かな...若い男性が店に来たので僕は...
普段やらない可愛さアピール?かな...
みたいなことをして人数を増やした。
そのまま、人狼ゲームをやり進めて、そして
今に至る。
人狼ゲームを終えた僕は家に帰る。
変な犬に餌をあげて、いつもことをしてから
僕は寝る。
僕は4の日記ことを夢に見る。
3話完 4話に続く
※自殺を助長するための物語ではありません。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。