【話の腰を折る自我が強すぎる補足情報】
・最近ショート動画でシンプソンズの切り抜きを見過ぎて脳みそがシンプソンズに侵略されてるから若干書き方おかしいかも
・君たちはこういうヤンデレ好きかい?
・それとも最初のギャグ調のほうが好きかい?
同志ソビエトの言葉が、先の壮絶な内戦の記憶を掘り起こし、背筋を過冷却状態にした。
脳内に浮かび上がった言葉はただ一つ。
「 ヤ バ イ 」
いまだにあの粘りつくようなロシア語の響きが耳の中をさまよい、こだましていた。
カツ、カツ、カツ、カツ………
どこかに行っていた同志が戻ってきたようだ。
覚悟を決めていた僕だったが、同志の口から飛び出てきた言葉は、完全に予想外のものだった。
信じがたく、まったく意味がわからない。
同志ソビエトななんか美味しそうなスープがなみなみ入った器を右手にもち、左手のスプーンで僕に「あーん」としているのだ。
脳みそはこの危機的状況に対していやに冷静で、「あー確かこのスープボルシチって言うんだっけ」とか、「多分これ飲んだらアーモンド臭するよな」とか思っていた。
僕は引きつる口を開く。
口には温かいスープの濃厚な味わいと、体温に近い金属の重みが広がった。
あれ、普通に美味しい……?
するとわずかに暗がりのなか見えていた同志ソビエトの口角がぐいっと上がり、さっき引き抜かれたばかりのスプーンにはスープの具材が乗っていた。
肉の味をかみしめる。ああ、普通に美味しい。だから余計に不気味に感じる。同志ソビエトは、なんでこんなことをしているのだろうか。
同志は僕の顔をのぞき込んでくる。赤く妖しく輝く目が細まり、笑顔を浮かべていた。いつもの張り付けたような国父の笑顔ではない……
………世話焼きな兄の、笑顔だった。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。