※アバンティーズエイジさんの事件を書いたものになります。不快に感じる方はこの時点で、このページを閉じてください。
あなたは必死に頑張って、半年間の留学から帰り
りくの家族とツリメを除く、アバンティーズのみんなと
サイパンへ旅行へ行った。
楽しく過ごして、無事に帰るはずだった。
サイパンへ旅行へ行くことになり、綺麗な海を眺めて過ごしていた。
正月を海外で過ごすなんて初めての経験で
あなたは正月を水着で過ごせるなんて思ってもみなかった。
筋トレをルーティーン化した、りくは
細マッチョになっていて、あなたは彼を直視できないでいた。
アバンティーズのみんなもなんだかんだ
スタイルが良く、あまりそんなに凝視するものでもないから、視線が困ってしまう。
あなたの水着姿をみて、ホクホクしているのは
りくだけじゃなくて、アバンティーズ皆んなも同じだった。
でも、彼女に触れられるのは、りくだけなので
羨ましかったりする。
あなたはなんだか、今日はエイジのことから
目が離せなかった。普通にみんなと楽しそうに遊んでいるだけなのに•••胸がザワザワして
仕方なかった。
そう簡単には行かなそうだけどねー
と彼は笑った。
そうして、もうちょっとだけ遠くへ行くねーと言い残し、あなたはエイジを見守っていたが
海の様子が変化していく。
背中がゾワリとして、咄嗟に声を出した。
波が彼をあっという間に飲み込んで行く。
あなたは彼の元へ走り必死に泳いで行く
危険なのは百も承知だった。
何も考えないで、手を伸ばす
エイジの伸ばされた手に届かず、あなたは
波に押し戻された。
海に沈んだエイジを目の前に、何もできなかった
りくとあなたはエイジの名前を叫ぶしかなかった
病院に搬送された時には、彼は意識がなく
息を引き取っていた。
信じられなかった。
涙も出なかった。
ただ眠っているような
穏やかな顔。息をしていないなんて
本当に信じられない。
あなたは自分を責めずにはいられなかった。何もできなかった。
優しく見守ってくれた、あの笑った顔も
いつも助けてくれて、一緒に悩んでくれて
自分に対して、本気で好きだと言ってくれた
そんな生きるべき人を止められなかった。
2人を祝福してくれ、エイジから贈ってくれた
ネックレスは彼の形見となってしまった。
日本に帰国し、エイジの両親も悲しみに暮れていた。あなたは彼の両親に頭を下げた。
怒りをぶつけられる覚悟はしていた。
彼女の肩を優しく叩き、涙をこぼすあなたに
笑いかけた。
どこまでも優しい、エイジの両親に
あなたは頭を下げることしかできなかった。
葬儀が終わり、アバンティーズのチャンネルでも、エイジのことを話す、残された3人の姿。
何もする気力もなく、ただただ虚無感に襲われた。
りくも、それは同じで兄のように慕っていた
かけがえのない存在がいなくなってしまった。
食事にも喉が通らず、体も鉛がついたように
動くことができない。
かけがえのない存在との別れを
時間をかけて、向き合うしかない。
それはいつになるのか、わからない。
今は、自分の気持ちに正直に
涙を堪えることはしないと、彼らは決めた。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!