第14話

第10話
2,026
2024/03/10 12:21 更新
うらぎった?

ウラギッタ?

裏切った?

違う。私は…
(なまえ)
あなた
裏切ったんじゃない!!私は!
ニコライ・G
ニコライ・G
言い訳を聞いてるんじゃないよ
あなたの下の名前の言葉を遮るように

ニコライが発言をした
ニコライ・G
ニコライ・G
事実を確認しているだけ
ニコライがゆっくりと振り返った

其処に居たのは何時ものニコライじゃなかった
(なまえ)
あなた
ご、ごめんなさ、
ニコライ・G
ニコライ・G
謝るって事は事実って事だよね
ニコライの圧が全身の毛を伝ってくる
(なまえ)
あなた
お、お兄ちゃ
ニコライ・G
ニコライ・G
……ら…い
(なまえ)
あなた
へ?
ニコライがボソッと呟いた
ニコライ・G
ニコライ・G
もう要らない
(なまえ)
あなた
…!!!
唯一手を差し伸べてくれた相手

兄に要らないと云われたあなたの下の名前

涙が滝の様に流れ出る
(なまえ)
あなた
ぁ…ぅ…っ
一瞬ほんの一瞬ニコライの顔が暗くなった気がした
ニコライ・G
ニコライ・G
今まで私の為に動いてくれてありがとう。
あなたの下の名前が顔を上げた瞬間
ドン…
ニコライがあなたの下の名前の肩を押し

天空カジノのから落とした
(なまえ)
あなた
…っえ?
あなたの下の名前が気づいた時にはもう遅い

空中に浮いている

否重力に従って落ちていると云った方が正しいだろう
なんで…落としたのはそっちお兄ちゃんなのに

なんでそんな

苦しそうな顔をしてるの…?
乱歩視点
僕の推理が正しければあなたの下の名前はきっと

ニコライ・ゴーゴリに捨てられるだろう
でも死なない

態と死なせないようにしているんだ
江戸川乱歩
江戸川乱歩
…!!居た!
乱歩が目にしたのは丁度あなたの下の名前が

ニコライに落とされ宙を舞っている所だ
江戸川乱歩
江戸川乱歩
下は海か…敦くん!
中島敦
中島敦
はい!
江戸川乱歩
江戸川乱歩
あの子が海に落ちたら扶けに行くんだ!
中島敦
中島敦
判りました!
乱歩が敦に指示をした
ボチャンッ!!
あなたの下の名前が海の中に沈んだと同時に

敦が動き出した
敦は海に潜りあなたの下の名前を救出した

あなたの下の名前は敦に抱えられ乍

陸へと上がった
江戸川乱歩
江戸川乱歩
大丈夫?
(なまえ)
あなた
あなたの下の名前の目には光が入ってなかった
江戸川乱歩
江戸川乱歩
君の事情は大方判ってる
江戸川乱歩
江戸川乱歩
ゆっくりでいいから君の話聞かせてよ
浮かない顔であなたの下の名前がゆっくりと口を開いた
~あなたの下の名前とニコライがまだ15にも満たしていない頃~
私は産まれた時から異常だった

左目が生まれつき無かった

両親は気味悪がった
母親
母親
“悪魔の子よ!!”
父親
父親
“呪われている”
私は幼いながらに意味が判っていた

私は存在してはならない者だったこと

両親の望んでいなかった子

其のくらい判っていた
両親は私のせいでご近所さんから

嫌われていた

“あんな子と一緒に居たら家の子に病気が移る”

“親にも近づいたら駄目よ”
嗚呼、そんな事云われなくたって判ってるよ
苦しい
もう逃げたい
いっそ死んでしまいたい
ずっとこんな事を思いながら生きていた
私は兄の存在を18になるまで知らなかった
なぜなら両親は兄も嫌っていたからだ
私と合わせる気は微塵もなかったらしい
そんなある日
学校から帰ってきたら家中が血腥かった

恐る恐るリビングに入ると其処には両親の死体

階段を降りてくる足音が聞こえた

私も殺される

でも怖くはなかった

漸く楽になれる

そう思ったから
初めまして
其処に立っていたのは私によく似た

男だった
ニコライ・G
ニコライ・G
僕の名前はニコライ・ゴーゴリ
君の兄だ
兄?
(なまえ)
あなた
私…兄妹が居るなんて聞いたことない
ニコライ・G
ニコライ・G
聞いたことがなくても血が繋がっていることは判るだろう?
其れもそうだ

こんなによく似た容姿を持つ2人が家族じゃなければ

なんだというのだ
(なまえ)
あなた
私も今から殺されるの?
ニコライ・G
ニコライ・G
否、僕は可愛い妹を扶けに来たんだ
其の瞬間あなたの下の名前は初めて感情というモノを覚えた
“嬉しい”

其れと同時に

“哀しい”
今まで気味悪がられてきたあなたの下の名前に初めて優しく話しかけてくれたニコライは

あなたの下の名前にとって嬉しい存在と共に

結局死ねなかった哀しい存在になった
(なまえ)
あなた
私を…扶ける?
ニコライ・G
ニコライ・G
嗚呼、僕と一緒にこれから生きよう
ニコライがあなたの下の名前に手を差し伸べた
あなたの下の名前はニコライの事を

突如自分に舞い降りてきた神様だと思った
涙腺なんて切った筈なのに…

なのに
(なまえ)
あなた
ぅ…ぁっ…
涙が止まらなかった
ニコライ・G
ニコライ・G
泣かないでいい
あなたの下の名前の顔に優しく手を置いた
ニコライ・G
ニコライ・G
残念乍僕の目と君の目は違うんだね
ニコライは母の目に似ており

あなたの下の名前は父の目に似ていた
ニコライ・G
ニコライ・G
…そうだ
ニコライ・G
ニコライ・G
目を交換しよう
交換?
ニコライ・G
ニコライ・G
僕の片目と君の片目を交換する
そしたら同じ目が入るだろう?
(なまえ)
あなた
でも、私目が片方しかない
ニコライ・G
ニコライ・G
別にいい。
君の中に合った目が僕の中に入る
これだけでいい
(なまえ)
あなた
でも私の穢い目なんか入れたら貴方の綺麗な顔が少し汚れちゃう
あなたの下の名前にとったらニコライは神様同然

綺麗なモノに穢いモノが入ると云うのも納得出来る

そんな心配にもニコライは笑いながら云った
ニコライ・G
ニコライ・G
じゃあ僕は君の目を入れている方を隠そう
隠す

そしたらあなたの下の名前も気にならないだろう?

と問いかけてきた
(なまえ)
あなた
隠したら交換する意味がなくなる
なんて我儘な発言に

ニコライは怒りもせず
ニコライ・G
ニコライ・G
じゃあ君も目がない方を隠せばいい
そうすればまたお揃いだ
(なまえ)
あなた
…うん。そうする。
これがあなたの下の名前とニコライの初めての出会いだった
(なまえ)
あなた
でも私生きていい理由が見つからない
ニコライ・G
ニコライ・G
ニコライは鳥が好きだ

自由が好きだ

だからそんなモノに囚われるなんて莫迦だと思っていた

けれどニコライは云った
ニコライ・G
ニコライ・G
なら僕の為に生きればいい
(なまえ)
あなた
…え?
ニコライ・G
ニコライ・G
生きる理由がないなら僕の為に生きる。
ほら理由は出来たよ
ニコライの言葉に口を開けずにはいられなかった
でも今までにない以上に心が踊った
必要とされた気がした
私生涯この人について行く


そう心に決めた瞬間だった
(なまえ)
あなた
…なのに捨てられた。
もう生きる理由はないんだよ
虚ろな瞳に映ったのは乱歩だった
江戸川乱歩
江戸川乱歩
…居場所を無くしたならうち武装探偵社に来ない?
作者
作者
どちゃくそ長くなった
作者
作者
ゴーゴリの過去想定で書いちゃいました><
作者
作者
解釈違いだったらすみません!!
作者
作者
まだまだ先は長いですよ…!!
作者
作者
また次のお話で会いましょう!!

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