第32話

消えた友達
16
2025/03/15 08:00 更新
女子生徒
あの、すみません。古葉一樹って人知りませんか?
ここ数日、七不思議関係の異形には会わず、平和に楽しく学校生活を送っていた。

そんなある日の休み時間。
廊下を歩いていると中学生に声をかけられた。
古葉 一樹
古葉 一樹
僕ですね。何の用ですか?
女子生徒
私、赤池緋色アカイケヒイロって言います!
赤池 緋彩
赤池 緋彩
あなたにお礼を言いに来ました!
古葉 一樹
古葉 一樹
なんで?
赤池 緋彩
赤池 緋彩
私あの日、額縁に捕まった日、全部見てたんです。貴方たちが私を出してくれたこと。
それで、家に返してもらっているときに瑠美に聞いたんです。
赤池 緋彩
赤池 緋彩
私は元々強い力を持った一族だったらしいので、異形が見えるし、妖術に対して少しだけ耐性があるんです。
でも、もうそれくらいの力しかありませんが…。
赤池 緋彩
赤池 緋彩
という事でして…まぁ、ありがとうございました!
古葉 一樹
古葉 一樹
そう、無事で良かった!
赤池 緋彩
赤池 緋彩
それだけなんで!さよなら!
彼女は笑顔で手を振って走って去っていった。
青い鬼
青い鬼
やっぱり人の成長は早いな。
走ってく背中を見ていると、急に耳元で声がして、驚いて後退りをした。
古葉 一樹
古葉 一樹
うわ!びっくりした…急に現れないで
青い鬼
青い鬼
すまん
青い鬼
青い鬼
改めて見ると綺麗になったなと思って
古葉 一樹
古葉 一樹
確かに綺麗な人だったね
古葉 一樹
古葉 一樹
それよりさ、僕、ガッツリ赤池さん?と関わってるけどいいの?
青い鬼
青い鬼
知っている方が自衛しやすいし、こちらも守りやすいから良いんじゃないか?
古葉 一樹
古葉 一樹
確かに。じゃあいっか。
青い鬼と会話をしながら教室に戻った。
世羅
世羅
一樹!
教室に入ろうと、戸を開けるとガッと後ろに倒れそうな勢いで両肩を掴まれた。
古葉 一樹
古葉 一樹
何…?
世羅
世羅
凪央が帰ってこないんだ!
古葉 一樹
古葉 一樹
まだ休み時間だから大丈夫だよ
世羅
世羅
違うんだ。聞いてくれ
世羅の話によると、凪央は休みが終わってすぐに先生に頼まれ音楽室に楽譜を置きに行ったらしい。
音楽室はそこまで遠くないので五分ほどて帰ってこられるが、十分以上経っても帰ってこなくて、音楽室を覗きに行くと誰も居なかったらしい。
世羅
世羅
それに、誰も覚えていないんだ。凪央のことを。
古葉 一樹
古葉 一樹
え?
世羅
世羅
友達に凪央がどこ居るのか聞いても、「誰?それ」って帰ってくるんだ。
古葉 一樹
古葉 一樹
本当に?
世羅
世羅
あぁ。
そんなことを急に言われても信じられるはずが無い。
半信半疑で聞いていたものの必死に喋る世羅や異形の存在を知ってしまっているので、全く信じられない訳では無かった。
チャイムと同時に先生が教室に入ってきた。
先生
はーい、座れー
授業が始まるのでこの話は後回しにしようと、大人しく席に座った。
その時に気がついた。真ん中に不自然に机と椅子が無くなっている。その席は凪央の席だった。
古葉 一樹
古葉 一樹
あの、先生。真ん中の席の凪央はどこに行ったんですか?
先生
何言ってんだ?真ん中の席のやつは先週引越しただろ?それに凪央なんて名前じゃ無かったはずだが
古葉 一樹
古葉 一樹
そ、そうでしたね!すみません、ちょっと寝不足気味で
この時、みんなから凪央の存在が消されているのだと分かった。
古葉 一樹
古葉 一樹
(じゃあなんで世羅は覚えてるんだ…?)

凪央と世羅もアイコンつけました!
自分が思ってたよりも出てくるのでてきとうですが付けます
世羅
世羅
  
凪央
凪央
  
こんな感じ。

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