放課後、僕と先輩と瑠美さんと琴音、青い鬼は公園に集まっていた。

あの、聞きたいんですけど
1番最初に口を開いたのは瑠美さんだった。
いつもは聞くことに力を入れているから意外だった。

青い鬼さん、緋彩を守りたいんですよね?

あぁ

どうしてこの前は居なかったんですか?
気づいてましたよね。緋彩が居なくなったこと。

迷ったんだ。迷ってしまったんだ。バレたくないし、何よりあの異形を倒せる自信が無かったんだ。

なんで?お前、かなり強いんじゃん?

七不思議って知ってるか?

少しなら…

異形界では一番上に王がいて、その直属の部下、7人が七不思議。

七不思議達には異形の攻撃は効かない。そういう術がかけられているからな。

なるほどねぇ

やっぱ七不思議だよね。なんでここにいるの?

考えられるのは1つ。扉が開いたんだ。

だよねぇ
扉が開いた…?
聞いた事あるセリフだな。

どういう事だ?

自分たちは王に関係してないから自由にここに来れるが、王は来れない。異形の世界から出られないんだ。王の関係者もだ。王を支えていかなければならないからそこから出られない。

けど、その人たちが一つだけ出られる方法があるんだ。それはここに繋がる扉を開くこと。

つまり、今はその扉が開いてるって事?

そうだ。
もしかして、ヒヨにときどき感じる人は異形なのかな。開いたって言ってたし。

それ、本当か!

声出てるよ

え。

…うん、本当だよ。ちょっと前に1回あって、今日初めて喋った。
内容は扉が開いたって言う事だけ。

これを言いたくてみんなを集めた。

めんどくさい事になりそう
琴音はうげぇと嫌そうな顔をした。

一樹は変なのによく会うな

お前も含めてな

…反論は出来ん
本当に。琴音とあってから異形を初めて理解した。そして色んな異形に会ってきた。
どれも素敵とは言い難い出会いだったが、悪くは無いと思っている自分がいる。
いつまでもこの楽しいが時間が続けばいいと思ってしまっている自分がいる。

それにしても、七不思議ねぇ。あなたの話だと、まだあと六人いるってことだよね。

今回のやつも無理では大変では無かったが、そこらにいる奴らよりははるかに強い。

七不思議にも順番があって、決め方は分かんないんだけど。序列があるんだよね。

あぁ。一から七があり、七が一番弱くて、一が一番強い。
七不思議はみな、体の何処かに数字が書かれている。

この前の異形は首に七って書いてあったから一番弱い奴だよ。
確かに、あいつの首元には黒い漢字の七が書かれていた。

これから会うやつは絶対にこの前戦った奴より強ってこと?

だろうな。
すっごく嫌だ。
けどもう既に学校で噂になってるし、いつ被害者が出てもおかしくない。だから倒さなくてはならない。
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