第25話

肉 じ ゃ が の 味
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2024/05/14 15:05







_長尾_













長尾「、はぁ、」










1人部屋でため息を着く。














この前、みっちーが俺とのデートの約束を忘れて、やっと埋め合わせした日って言うんに











みっちーは何を考えてるんや (










仕事終わったあとに遊園地行こうなってチケットも買っておいたのに、










仕事が忙しくてなかなか空き時間が無い中での埋め合わせなのに、











埋め合わせのデートも忘れたみっちー。













今日帰り先輩と飲んで帰るから遅くなる!ごめん!












なんて返信が来て、俺の怒りはMAXに到達した












ムカつきすぎて顎が震えそうや (













なんだか気持ちを落ち着かせたくて、軽く身支度をしたあと家を出た













コンビニでお惣菜を買って、公園のベンチでスマホをいじる













インスタでみんなのコメントを見ているときに、突然声をかけられた











高橋「謙杜?どうしたん?」












声をかけてきたのは恭平











長尾「あん、な、、」















いつも相談をしている恭平にだけ、みっちーのことを言おうと思った













高橋「またやんな、ほんまに、」











僕の気持ちを代弁してくれるかのようにいっぱい怒ってくれた











高橋「今日は、俺の家泊まってく?」










長尾「え、いいん?」












高橋「おん、俺もやることないし」












長尾「あでも、」










高橋「みっちーはええねん、今日ぐらい仕返ししやんと」













長尾「、そうやんな、いっぱい約束破ってんのはあっちやし」













自分に言い聞かせ、恭平と家に向かった














高橋「ご飯なにがいい?最近自炊してんねん」












長尾「、そうなん!?え、じゃあ、肉じゃがとか」













人の温もりを感じたくて、みっちーの唯一作れる肉じゃがを選択した














高橋「じゃあ待っててな」












そう言ってキッチンへ向かっていった












、、、












長尾「、、ん、」












高橋「起きた?おはよ」












長尾「おは、よ、」












気づいたらソファで寝落ちしてたみたいや













高橋「肉じゃが食べれる?」













長尾「おん、お腹空いた」













温まった肉じゃがを机に置かれる














長尾「ん、おいしい」













でも、なんでやろ













みっちーの味が恋しい











高橋「ほんま?良かったわ」











なんだか物足りない、なんて思ってしまった俺はわがままや













薄々そんなことを思いながら、食べ終わりお風呂に入った













高橋「上がったん?はやいな」












なんだかとってもみっちーに会いたくなってきた















恭平がお風呂に入り、スマホをいじる













LINEを確認してみると、数件の通知が溜まっていた













それは全てみっちーから














『いまどこにいるん』




『靴ないけど外出てんの?』











なんて怒った口調から始まって、













『待って、ごめんな、今日デートの約束してたやんな』







思い出したんや










なんだかとってもみっちーからの愛情が欲しくて、恭平がお風呂から上がったら帰ることを決めた













『今恭平の家にいる』












そう返信して、恭平がお風呂から出てくるのを待つ













高橋「あがったでー、もう寝る?」












長尾「あの、きょうへい、」











帰ることを伝えようとした瞬間、チャイムの音が鳴り響いた













高橋「だれや、?宅配便ではないやろうし、」













恭平がボタンを押すと、そこには息を切らしたみっちーがいた













道枝「きょうへい、あけて、はぁ」












高橋「な、なんでここに謙杜おるって分かったん」













長尾「俺がみっちーに言ったねん、俺、仲直りしたくて、帰りたくなっちゃって、わがままでごめん、」













高橋「ぁー、なるほどね、おけおけ、とりあえずみっちー入れるわ」













エントランスの鍵を解除し、みっちーは中へと駆け込んで行った













長尾「ごめん、ワガママすぎるよな、」












高橋「んーん、ええよ、次忘れた時もぜひおいでや」












ほんま、恭平は優しいな




、、、











玄関前のチャイムがなった











恭平がドアを開けると、憎くて大好きなみっちーがいた












道枝「ごめん、長尾、」












長尾「んー、まあ俺も悪いとこあったし、ええよ、」











高橋「もう、喧嘩すんなや」










長尾「恭平、ありがと、、」











道枝「、ありがと、」












そのまま2人で恋人繋ぎをして家に帰った













長尾「みっちー、俺のわがまま聞いてくれん?」













道枝「ええよ、なんでもいって」












長尾「肉じゃが、作って」












道枝「、任せろ 笑」













その日食べたみっちーの肉じゃがは、









いつもよりなんだか美味しかった













end











もうすぐテストだって言ってんのに何してんでしょうね







前まじギリ赤点回避レベルだったのでまずいです








理科の先生がいっちゃん無理











あの更年期おばさんが (









いちおう今回マジで70点以上狙います (











目標ひくとか思うなよ😉









期待しといてください🫣

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