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目が覚めるとすぐに視界いっぱいに真っ白な天井が映る
記憶の整理をしながら頭を掻くと少し違和感がある
取り敢えず起き上がり、辺りを見てみると、私はベッドの上にいることが分かった
するとガチャンという音が何処かから鳴り響く
音のした方を見るとなかむが立っていた
…いや、違うな
ダボダボの白衣、目に十字マーク、脇に抱えたカルテ
そうか、ここは…
Escapeの世界だ
多分…ぶるーく達かな…?
…ん?あれ、Escapeの世界となるとシャークん達は今脱出しようとしてる訳だろうから…
いや、今なかむ来ちゃだめじゃね?
私はそれだけ言って先生に手を振りながら庭へと向かった
私の部屋はきんちゃんの隣の様で2階にある
階段を降り、廊下を少し進んでそのまま庭への扉を開けた
庭に入るなりすぐ私を見つけたぶるーくが飛びついてくる
なんとか受け止め、ぶるーくと顔を合わせる
ぶるーくは眉を下げ、ぴえぴえしながら私を見る
背伸びをしてぶるーくの頭を撫でる
此奴マジで高すぎだろ…
ぶるーくに手を引かれ、他の3人の元へ向かう
3人は多種多様な驚き方をするが、皆揃って私に抱き着いてきた
スマイルも来るのは意外だったな…
正直言ったら全部知ってるけど…楽しそうだし黙っとこ←
シャークんがそういうと同時にガチャッと音が鳴る
どうやら扉を開けたのはきりやんの様で私達の方に向かってくる
先生は私にふわりと笑いかけ、皆を部屋まで案内する
先生がスマイル達が入っているのを確認しているときんちゃんが私の手を引き、そう言って返事も聞かず歩きだした
少し焦りながら聞くときんちゃんはいつも通りの笑顔でにこりと笑い、答える
きんちゃんは私を抱き締める
するときんちゃんの後ろから声が聞こえた
この少し高いけど青年らしさを残した声は…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。