なかむは…いや、先生はにこりと笑った
しかし目は笑っていなかった
そんな先生に少し怯えながらもきんちゃんを部屋に押し込む
ガチャンと音を立てて扉が閉まった
先生に怪しまれる様なことは出来るだけしない様にしないと…
それだけ言って部屋に戻ろうと感圧版を踏んだ所で手を引かれる
正直言ったら夜集まる約束なので行きたくない←
早く離してくれないかな〜…
なんて呑気に考えていると急に先生が声を張り上げる
びっくりしていると先生はしまったとでも言うかの様に顔を青ざめる
しかしすぐに詰まりながらも言葉を紡いでいく
先生は泣き出してしまった
ハンカチを取り出そうとしたが患者衣にはポケットがなく、確実に持っていなかったので袖で拭く
先生は鼻を啜りながら私の手を引いて歩いて行った
私は素直に先生に着いていく
今日は夜探索参加出来なさそうだな…
診察室に入り、ソファに座ると先生はすぐ隣に座った
先生はシャーペンをカチカチと押し、カルテに書き込んでいく
ぶるーく達は元々仲良いしね
そんなことを考えながら話すと先生は苦虫を噛み潰したような顔をしていた
しかしすぐに作り笑いに戻り、コホンと1つ咳払いをした
え、帰らせてくれよ←
いやでもまたぐずりだしそうだな…
ここで話してれば先生足止め出来るしいっか…
…いやどうしてこうなった???
最初は普通の雑談だったはず…
それこそ好きな食べ物とかのシンプルかつ話しやすい話題だった筈なのに…
いつの間にか話が変な方向に行って今仕事の愚痴になってるのか…ウーム。。
にしても愚痴が酷いな…
私はただ先生の気持ちになってちょっと言葉を返してただけなのに…(原因)←
先生は泣きながらぎゅっと抱き着いてくる
私は一定の速さで先生の背中を優しく叩く
はぁ…やっと寝たか…
やっべ考えてなかった←
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![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!