出来るだけ先生を起こさない様にゆっくりおぶり、先生達の部屋まで向かう
あれてか先生達の部屋どこだっけ…
院内図覚えてねぇよぉ…
魔法を唱え、目の前の風景が変わる
私はなかむをベッドに寝せ…いやきったな←
先生達のベッドは埃を被っており、とてもじゃないが寝せれる物では無かった
なにもしや使ってない…?
取り敢えず魔法で先生を私の部屋のベッドで寝せ、先生達の部屋の掃除を始める
取り敢えず上から下になる様に天井、壁、ベッド、床の順番で掃除する
ベッドメイキングをした後ホテペトのルームフレグランスを撒いたら…
部屋は見違えるように綺麗になり、埃1つない
部屋に戻り、先生を姫抱きして先生達の部屋にテレポートする
起こさない様にそっと優しく寝せ、掛け布団を掛ける
最後に頭を撫で、部屋から出ようとすると裾を引かれる
もしや起きた…?
引かれた方を見ると先生が泣きながら何かを呟いていた
でも寝てはいる様なので寝言の様だ
…困ったな、そんなこと言われたら
私は近くにあった椅子に座り、先生の手を握る
自分より大きいとはいえ、大人より一回りも二回りも小さい手に何処か子供らしさを感じる
空いている方の手で先生の頭を撫でると、顰められていた顔が安心したかのような安らかな寝顔になってきた
私はそれにほっとして、撫でるのと手を握るのを辞めて本を読みだす
…にしても、どうするかなぁ
流石にずっとここには居られない
私はあることを思いつき、早速作り出した
黒色と白色のふわふわな布を魔法で作り出し、切ったり縫い合わせたりして形を作る
最後に綿を詰め、頭と体をくっ付けたら…
私の膝の上には先程完成したふわふわのパンダの人形が座っている
これを先生に抱かせて…
最後に掛け布団を掛け直し、私はテレポートで部屋に戻った
そしてすぐにベッドに寝転がり、目を閉じればすぐに微睡みの中に落ちていった
現実みたいだ…
目を覚ます時には太陽が差し込み、出来た影によって鼠色に見える天井が見えた
まだ半分も働いていない脳でぼーっとしながら重い体を起こす
体に沢山注がれる日光は母親に抱き締められたかのような暖かみを感じさせる
その暖かみが無くなっていく事を残念に思いながらもベッドから体を降ろす
欠伸を零しながらご飯が来るまで真っ白な扉の横に座る
動いていた時の物音が聞こえたのか隣のきんちゃんが話しかけてくる
そっか、きんちゃんも聞こえてたのか
私達はそのまま先生が来るまで壁越しの会話を楽しんだ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!