きんちゃんと談笑していると少し遠くから階段を登る音が聞こえ、そこからすぐに先生の挨拶が聞こえた
きんちゃんは鉄の扉のドアノブを壊す勢いでガチャガチャとし続けている
先生は急いできんちゃんの部屋の方へ向かった
隣から感圧版を踏む音がし、ガチャッと扉の開く音がする
今度は私の部屋の前の感圧版が踏まれ、扉が開く
先生からパンを受け取り、半分をきんちゃんに渡す
きんちゃんはにこにこで私からパンを受け取り、そのまま私の左手を取って繋ぐ
よく分からないが取り敢えず握り返すときんちゃんは更に気分が良くなったように見えた
私達はそのまま先生を背に階段を降り、庭へ向かった
庭へ入るなりすぐシャークんが駆け寄ってくる
挨拶を返すとシャークんは嬉しそうに笑う
その姿がどうにも弟みたいで可愛くてつい頭を撫でてしまう
顔を綻ばせ、照れによって中紅花に染まった頬を両手で包みながら嬉しそうにするシャークんはまるで恋をする乙女の様で
そんな可愛らしい様子にきゅんとしてしまう
すると誰かに手を少し引かれる
私はシャークんとも手を繋ぎ、ぶるーく達の方へ向かった
ぶるーくは私に駆け寄り、勢いよくぎゅっと抱きついてくる
スマイルはおずおずとしながらもぶるーくと一緒に抱きついてくる
ん゙がわいいッ!!!←
私はシャークんときんちゃんの手を離し、2人の頭を撫でる
すると2人共猫の様に擦り寄ってくるから更にきゅんとしてしまう
恥ずかしくなったのかスマイルは私から離れ、顔の熱を冷ますように手を顔の近くでパタパタとさせて扇ぎながら話し出す
しかし私の後ろに回り込んで抱き着き直したぶるーくが疑問を零す
喋りやすいようにしてくれたのかな…?
昨日木の所の粘土壊したのか…てことは今日は入院3日目かな?
…ん?でも彼処って…
あだよね←
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!