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第1話

向井サン バレンタイン
478
2024/03/08 11:41 更新
設定はユーカリ@エビフライさんです!
それでは本編どうぞ。



今日は年に一度のバレンタイン。私には、ちょっと気になってる男の子がいる。それは…
慧
…って、あなた、聞いてる?
あなた
え、聞いてるよ?
慧
ほんとに?
幼なじみで同じクラスの、向井慧くん。よく話すし「あなた」「慧」って呼び合う仲だけど、慧は私のことどう思ってるのかな。

でも今日はバレンタインだし、思い切ってチョコ持ってきちゃった…一応。

そして、放課後になった。
あなた
慧、どこ行ったのかな?
帰りのHRが終わると、慧は教室を出て行ってしまった。帰ってたら諦めてチョコのことは忘れよう…そう思いながら廊下を歩いていると、人影が見えた。
あなた
…慧?
見慣れた姿。その隣には、他のクラスの女子がいた。
女子
女子
私、向井くんのことが好きです。私と付き合ってください!
慧
えっ…
あなた
…っ!?
慧が告白されている?

そんなところ見たくなかった。

あの子可愛いし、きっと断らない。

よりによって好きな人が告白されるところを見るなんてと動けずにいると、慧と目があった。

悲しさと後ろめたさでその場にいられなくなって、チョコを握りしめたまま逃げるように帰ろうとした。

慧
…って、待ってあなた!
あなた
慧…
慧
なんで逃げるの?
あなた
告白されてたから…
私、慧のことが好きで、悔しくて…!
慧
俺、チョコもらってないよ?
あなた
え?
慧
俺は、好きな人以外のチョコはもらいたくないの。
だからもしその手にあるチョコが俺へのだとしたら、そのチョコ受け取らせて?
fin.

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