あなたの下の名前side〜
明菜「ん、終わった?」
あなたの下の名前「うん、ごめんね携帯ずっと使ってて」
明菜「いいよいいよ!けーくんとちゃんと話せて良かったね〜笑」
あなたの下の名前「はは...笑」
明菜は私達が話した内容について知らないからこう言っているのかもしれないけど、私は正直複雑だった
京治さんが考えてくれた事は確かにありがたいことでもあったけど私にとっては孤爪くんとの縁を増やしてくれた事が少し嬉しいような、心外でもあったような...
明菜「やっぱり...何話したかは聞いちゃ行けないやつだよね」
あなたの下の名前「え、?いや、うーん......確かに話したくは無いけどそこまで深刻なものじゃないから聞くぐらいなら平気だよ!」
明菜「そう?なら良かった笑」
嘘です、ちょっと深刻です...
でも明菜に心配させたくもなかったし京治さんにも申し訳ない
だから今は嘘をつかないと乗り切れないと思ったのだ
明菜「とりあえず電話は出来たし今日は帰ろ!」
あなたの下の名前「...うん、そうだね笑」
でも夏休みまでまだ時間あるんだし、じっくり考えるとしよう
〜帰宅後〜
あなたの下の名前「......ふぅ」
家につくと直ぐに着替えて荷物を片付ける
少しずつ暑くなってきているためそろそろインナーを着た方がいいかと悩んでいると、そろそろ授業用のノートが足りない事を思い出した
予備が無いかと部屋を確認したが、見事に備えていなかったため肩を落とした
ついこの間買い物に行った時に買っておいたはずだったが、不足している分しか買い足さなかったため予備の分までは手に取らなかったのだろう
我ながら失態を犯してしまった...
あなたの下の名前「......はぁ、面倒くさいけどもう1回行こうかな...?」
あのデパートはそこまで距離がある訳でもないし、なんなら歩いてでも行ける
買いに行く事自体に抵抗はなかったが、歩いて行けるとはいえ中々距離のある所まで行くのは少し気が引けた
でも買わないと行けないと葛藤し続けた結果______
あなたの下の名前「......バスで行こう」
面倒臭かったのでバスを使うことにしました
〜デパート〜
ひとまず雑貨屋で必要な文房具を買い揃えたためスーパーで買い物をしようと別のフロアに行くエスカレーターに向かっていると、ついこの間舞ちゃんから聞いた長編小説の新作情報の事を思い出して本屋へとUターンする
本屋には「大人気作家の栗野ユキ、待望の新作!」と書かれたボードの下に舞ちゃんの言っていた本が大量に並べられている
ボードの端に「店長おすすめ!」と書かれていることから今のところそれなりの人気があるのかもしれないと思い、本を手に取ってレジへ向かった
すると______
滑津「あれ、あなたの下の名前ちゃん!?」
まさかの舞ちゃんと...!?
??「......友達か?」
知らない人がいました












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。