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第7話

ep6 〜 無
19
2026/01/10 12:00 更新
今日も学校に行く。

朝は起きられないからあらかじめ制服を来て
用意をしてから寝る。
学校について、また画鋲を投げられて、席に座る。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
ねね、あっちで遊ぼ!!
はっと顔を上げる。誰も居ない。
最近よく聞こえる、朝凪の声。


私に話しかける人なんて居ないよな、
と下を向くと、また声が聞こえる。
岸本 光莉
岸本 光莉
ねぇねぇ、今日もぼっち?
これもきっと幻。
岸本 光莉
岸本 光莉
は?なんで無視すんの?
おもんないんですけど
机の上に水をこぼされる。
冷たい感触。夢じゃない。

でも、そんなことはいつもと同じ茶番だから。
無視してただぼーっとする。
同級生
同級生
あ、ねぇ、光莉〜!!
みーちゃんどうだって?
光莉、朝凪の家に行ったのか。

クズ同士お似合いだな。
夜凪 海月
夜凪 海月
岸本 光莉
岸本 光莉
励ましてきたよ!
でも……鬱以外にも
たくさん病気あるみたい、可哀想に…
夜凪 海月
夜凪 海月
…は?
あいつが、ほかの病気も持ってる…?
ふざけるな。憎い。逃げたくせに。


…帰る。帰ろう。

どうせ親には何も言われないし、
成績なんて今に始まったことではない。


近くの公園で暇でも潰そう。

そう思って学校を抜け出した。
ヒトデ
ヒトデ
夜凪 海月
夜凪 海月
……?
見覚えのあるどこか懐かしい雰囲気の少女が立っている。
誰だかは知らない。
ヒトデ
ヒトデ
海月。
私の名前を呼ばれた。私は彼女の名前を知らない。
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
…貴方、名前は?
何故か戸惑うことなく話しかけてしまう。
ヒトデ
ヒトデ
ヒトデ。
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
ヒトデ…
ヒトデ
ヒトデ
海月、学校は?
何も分からない私に構わずそう聞いてくる少女。
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
今日、学校無いから
咄嗟に嘘を付く。
私より年下に見えるこの少女に
真実を言うのは気が引けるからだ。
ヒトデ
ヒトデ
嘘。
見抜かれた。

…でも、この少女だって学生のはずだ。
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
貴方も学校は?
ヒトデ
ヒトデ
学校行ってない
なんだろう。なんなんだろう。
私より1つか2つ年下だと思う。なのに大人びている。
ヒトデ
ヒトデ
なんでサボってるんだ
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
この少女、なんなんだ。
なんでそんなことを聞いてくる。
ヒトデ
ヒトデ
……着いてこい。
黙りこくる私にそう言う彼女。
しばらく着いていくことにした。
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
………ここは、
ヒトデ
ヒトデ
私の秘密基地。
小さい頃、よく朝凪と遊んだ公園の隅。
草をかき分けて進むと、隠れ家があった。

……見覚えのある場所。
この隠れ家のようなところを作った記憶が流れてくる。
朝凪の日記を見てからというもの、
たまに朝凪の記憶が流れ込んでくることがある。
ヒトデ
ヒトデ
……覚えてないのか
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
なんなんですか
ヒトデ
ヒトデ
まぁ良い。
…話を聞かせてくれ。
私のことをなんでそんなに気にするのか。分からない。
どうせこいつも裏切ろうとしてるのだろう。
ヒトデ
ヒトデ
何か色々と悩んでるはずだ。
今のお前に味方は居ない。
話すなら今だ。
なんで知ってるんだ。分からない、分からない…
ヨルナキ クラゲ
ヨルナキ クラゲ
……親友だと思ってた奴と喧嘩した。
必死に思考を巡らせ、気付いたらそう呟いていた。
ヒトデ
ヒトデ
……そうか。明日また来い。
彼女はそう言って、この場を立ち去ろうとした。
夜凪 海月
夜凪 海月
え、は?
私が混乱している頃には、彼女はもう消えていた。
………何が起きていたのだろう。また幻覚なのだろう。

だって、





























彼女に触れることは出来なかったから。

おかしい。私だって、私だって。

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