第2話

ep1 〜 友達なんて
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2025/12/28 08:55 更新
私はみんなの輪に入れない。馴染めない。

今回もきっと馴染めないのだろう。

私は諦めていた。そんなとき、
朝凪 海愛
朝凪 海愛
ねぇねえっ!!
夜凪 海月
夜凪 海月
…?
1人の女の子。

明るくて可愛くて、まるで私とは天と地の差がある子。

何の用だ。何がしたいんだろう。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
お名前、なんて言うの?
夜凪 海月
夜凪 海月
夜凪よるなき…く、海月くらげ
急に名前を聞かれて困惑する私。

そんな私に構わず、この子は話を続ける。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
海月ちゃんっていうんだ!
いいなまえだねっ!
夜凪 海月
夜凪 海月
えっ
……クラゲ。

この名前を馬鹿にされなかったのは初めてだ。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
ふふっ
無邪気に笑う彼女に、私は聞いた。
夜凪 海月
夜凪 海月
お名前は…?
朝凪 海愛
朝凪 海愛
ふふ、聞いてくれてありがと!
朝凪あさなぎ海愛みあっていうの!
夜凪 海月
夜凪 海月
…似てるね
朝凪 海愛
朝凪 海愛
思わず呟いた言葉にはっとして付け足す。
夜凪 海月
夜凪 海月
えと、苗字?似てるね、って
朝凪 海愛
朝凪 海愛
あっ、たしかに!似てるね!!
朝凪 海愛
朝凪 海愛
これがウンメイノデアイってやつ!?
ものすごい勢いで喋る彼女に圧倒されると同時に、

自然と笑みが溢れた。
夜凪 海月
夜凪 海月
……ふふ、そうかもね、
朝凪 海愛
朝凪 海愛
あ!じゃあさ!
くーちゃんって呼んで良い?!
夜凪 海月
夜凪 海月
……え、?
朝凪 海愛
朝凪 海愛
……ん?
くーちゃん、私が?

……まぁ、悪くはないけど。


なんとなく恥ずかしくなって、

何か話題が欲しくて、とにかく話そうと思って、
夜凪 海月
夜凪 海月
コホン…い、いつまで私の席にいるつもり?
せっかく話しかけてもらったのに。

また、1人になる。

そう思って覚悟をしたとき、
朝凪 海愛
朝凪 海愛
え?
夜凪 海月
夜凪 海月
え?
朝凪 海愛
朝凪 海愛
お友達になるギシキしないのっ?
夜凪 海月
夜凪 海月
ギシキ…?
この子は変わってる。

私と仲良くしようなんて、変わってる。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
うん!!お母さんに教えてもらったの、
こうすれば、一生のお友達になれるって…!
夜凪 海月
夜凪 海月
おかあ……さん…か
朝凪 海愛
朝凪 海愛
? さっそくやろうよ〜!
夜凪 海月
夜凪 海月
う、うん、いいよ
流れるままに進む会話に、私は頭が追い付かない。

もしかしたら、本当に友達が出来るかもしれない。

こんな私にもきっと…転機はあったんだ。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
やった!!じゃあ方法教えるね!
朝凪 海愛
朝凪 海愛
このお花をね、ふたりで持って、
心の中でお願いごとするんだって!
夜凪 海月
夜凪 海月
これ……椿?
朝凪 海愛
朝凪 海愛
そぉ!!やろ!



………この子と、親友に、なりたい。



朝凪 海愛
朝凪 海愛
くーちゃん上手だねっ!!
夜凪 海月
夜凪 海月
……そう?ありがと
少し照れながらも、素直に嬉しかったので

目を逸らしながらお礼を言う。
朝凪 海愛
朝凪 海愛
ずっと友達だよ!!
この言葉は私が今まで言われた言葉の中で


1番嬉しいものとなっていた。
夜凪 海月
夜凪 海月
…うん……!





このときはまだ



















嬉しくて嬉しくて
























気付かなかった。
親友だった、はずなのに。
交換先

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