第79話

73
315
2026/01/13 12:19 更新





  白鳥 藍良
白鳥 藍良
  それって誘拐じゃ…!? 
  天城 燐音
天城 燐音
  誘拐だなんて人聞きわりィな〜…  

あなた
  事実でしょ…  

  天城 燐音
天城 燐音
  あなたちゃんまでェ〜…  

  天城 燐音
天城 燐音
  っあ!  

  私は燐音先輩が手の力を抜いた瞬間ささっと
離れた。

あなた
  …それじゃあ私はもう帰りますね  

  白鳥 藍良
白鳥 藍良
  あなた先輩ごめんなさい…!  
今度お詫びを…!

あなた
  藍良が謝る必要ないよ  

  土下座するのでは?というくらい深々と私に頭を
下げる藍良。
  私が『頭を上げて』と告げれば、藍良は頭を上げた

あなた
  あとこの事、そっちの事務所の副所長  
に伝えておきますから

  天城 燐音
天城 燐音
  え〜…!それだけはマジ勘弁してくれ  
よォ〜!


『嫌々』と駄々を捏ねる大人気おとなげのない大人。
  そんな彼を無視して私は後ろを振り返る。

あなた
  じゃあね。藍良、巽  

  一度顔だけを後ろに向けて藍良と巽に手を振ってから
旧館を出たのだった。











  ____…そして私は外に出た。

あなた
  …はぁ空気が美味しい  

  もうとにかく疲れて…くたくたとしつつ星奏館目指して
歩く。

あなた
  …暫くは誰かと自販機に行こうかな  
あなた
  …ん?  

  …そう独り呟いた時…目の前になにやらキョロキョロ
と当たりを見渡して慌ただしくしている人が見えた。

あなた
  …あれ、零  

  目を細めよーく見てみるとそれが零だということが
わかった。

  朔間 零
朔間 零
  …!あなた!  

  こちらに気づいた零が、息を切らした様子で
早歩きをして向かってくる。

あなた
  どうしたの息切れして…運動でも  
してた

あなた
  …!?ちょっ…れ、零…?!  


近寄ってきたと思えば…突然勢いよく抱きしめられた。

  朔間 零
朔間 零
  …よかった…無事で…  

  …まさか星奏館に戻ってこなかった私を心配して
探しに来てくれたのかな。






プリ小説オーディオドラマ