あなたの下の名前side
パレードを見にやってきて、先生たちと最前列を確保できたねって話していた。
そしてまもなく近くにやってくる。
だんだんと音が大きくなって、向こうから見覚えのある可愛いモンスターが見えた。
そして、乗っている人を見てびっくり。
アブノーマルクラスのみんなだった。
カルエゴ先生たちは反対側に座ってるから私たちには気が付かなかった。
でも、一人私を見つけてくれたみたい。
そんなふうに口パクで言ってたけど、私は大したことしてないから断ったよ
アメリさんに教えてもらったのか、アズもこっちを見て、手を振ってくれた。
しかも、かなりの笑顔で。
後ろでキャー!!!っと女の子たちの悲鳴が聞こえたのはなかなかびっくりした。
パレードも終わり、もうすぐ日も落ちようとして、空もオレンジ色に染まっている。
名残り惜しいけどもう帰らなきゃいけない時間だった
向こうからクララちゃんが叫ぶ声が聞こえて、ふと足を止める。
どうやら、アメリさんがロノウェ(父)さんに私も戦ったことを伝えたらしい。
そして、私が助けた人達からも情報が入ってきたとのこと。
パレードには乗せてあげられなかったけど、ぜひホテルでゆっくり欲しいってことだった。
気がつけば、私たちの後ろにアブノーマルクラスが大集合していて、良かったら来てって誘ってくれた。
正体を隠すのは残念なことに失敗して、先生たちも挨拶をしていた。
アズはそんな可愛い顔の破壊力を知らないんだ...!
ぐはっとやられるところだったよ
優しい先生たちに背中を押され、ホテルの食事にお邪魔させていただくことになった。
まさかの自分の服の袖もちょっと破れていた。
みんなの勢いにびっくりしたのは内緒ね!
たくさんの食べ物があって、良い匂いで包まれていた
そうして、入間くんと、アズがいるテーブルに混ぜてもらった。
アズと二人で目を合わせてきょとんとしてしまった。
突然そんなことを聞かれてびっくりした。
そしてなぜアズが目を輝かせるの〜?
自分のことのように喜んでくれるみたい、優しいね
しばらく話していた。
アブノーマルの子たちってみんな優しいし、良い子たちなんだね。
入間くんとアズはそれぞれお皿を片付けに行ってしまった。
そこにはチョコレートまみれのクララちゃん。
みんなで救出して、デザートを楽しんでいた。
そして、そろそろ帰らなきゃいけない時間だった。
先生にもうすぐ帰りますと連絡を入れる。
クララちゃんとアズは二人でどこか行ってしまった。
ホテルのスタッフの刀お礼を言って、ロノウェ(父)さんを探したけどどこにもいなかったので、伝言をお願いした。
ホテルの表口に出ると、もう待って下さっていた。


























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!