いわもとside
「、え…?」
ふっかさんの声が部屋に響いた
それもそう。
だってふっかさんと俺の会話履歴には『ずっと前から好きでした』って言う文字が刻まれてるから。
「ひか、これはどう言う、」
どうするべき?どうしたらいい?
数秒迷って、気持ちをぶつける事にした。
当たって砕けろ、だっけ。
「そのまんまの意味で、…えっと、俺ふっかさんの事が好きです。」
「…」
顔色を伺うと、やっぱり動揺していた
両思いな訳なかったんだよな
「恋愛、として?」
「…うん。」
ふっかさんから逸らしていた目を向けると、真っ赤に染まったふっかの顔。
「俺も…」
小声でふっかさんが呟いた。
「え?」
「、両思い、です!」
恥ずかったのか遠回しに言ってきたふっかさん
「…っ、本当に?」
「こんな事で嘘つかねぇよ、わら」
「嬉しい、。」
「俺も。」
カフェを出るともう夜中だった
早くね?と俺。
楽しい時間は早く過ぎるんだってよ、とふっかさん。
今日は満月だった。
「月が…綺麗ですね。」
「これからもずっと、一緒に見てくれますか?」
試すように手を差し出してきたふっかさん
「当たり前!」
ニコッと微笑めば安心したように笑い返してくれた
「このまま時間が止まればいいのに」
「だな、わら」
☆20⇆NEXT











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!