第8話

迎え
42
2024/05/09 13:41
コンコンコン
部下
失礼致します
(なまえ)
あなた
…え、あ、はい
急にどうしたんだろうか


ここの部屋に2人以外の人が入ってくるのは

来た時以来だな。


部下
…こちらへ着いてきてください
(なまえ)
あなた
…、はい
よく分からないがとりあえずついて行くことにした。
◇◆◇
部下
こちらのお部屋にお入りください
(なまえ)
あなた
…分かりました
連れていかれたのは、城の奥の方にある部屋だ。

私も知らなかった。

だけど、その割には豪華な部屋だ。
´ー` )ノ🚪ガチャ



(なまえ)
あなた
…っ!?



王
…あなたの下の名前、やはりここにいたか





(なまえ)
あなた
父…上…?




(なまえ)
あなた
私、は
(なまえ)
あなた
あなたに王国から追放されました
(なまえ)
あなた
だから、貴方とはもう関係ありません

王
まあそう言うな、とりあえずここに座りなさい
(なまえ)
あなた
(なまえ)
あなた
なぜ、ここが分かったのですか
(なまえ)
あなた
どうしてあなたはここに
王
…座れと言っているだろう
(なまえ)
あなた
…はい
王
まずここに来た理由だ
王
お前には、姉がいるだろう
(なまえ)
あなた
…はい
姉は昔から戦場で戦っていたから、

私の事なんて忘れているはずだ。


その姉が、どうしたのだろう
王
姉が、お前を連れ戻したいそうだ



(なまえ)
あなた
…は?
王
姉から伝言を受け取っている
王
「私は、お前を守るためにここまで鍛錬を積み重ね、強くなり、騎士団長になった」
「なのに、逆にお前を苦しませる結果となったことを、深くお詫びする」
(なまえ)
あなた
王
「もう一度、守らせてはくれないだろうか」
王
「今度は、絶対に、守る」
王
だそうだ



(なまえ)
あなた
姉は、どうして直接言わないんですか
王
それは、任務で忙しいのだろう
(なまえ)
あなた
こういうのは任務があったとしても来なければいけないのではないのですか
王
そんなわけなかろう、騎士であるものが
…では、空いている日に来ればいいのでは、と
思ってしまった。


やはり、姉は社交辞令として言っているのだろう
後で聞いたが、私が追放されたことは

国で話題になっているらしい
そして同時に姉にも批判が来たそうだ
だから、姉としてではなく

妹だから、次女だから、言っているのだろう
(なまえ)
あなた
…グス
王
またお前は泣くのか!!いい加減にしろ!!




アキト
アキト
おい
トウヤ
トウヤ
話は聞かせてもらった
アキト
アキト
娘を泣かせるって正気か??
アキト
アキト
何やってるのか分かってんのか??
(なまえ)
あなた
あふ、2人とも
トウヤ
トウヤ
大丈夫だ、こっちへこい
トウヤ
トウヤ
お義父さん、申し訳ありませんが
娘さんを守るのは、俺たちです
トウヤ
トウヤ
(*^^*)
アキト
アキト
そんな思いやりの欠片もない姉なんかより
俺らが守ってやるからな
(なまえ)
あなた
…!
王
なんだと!!そもそもお前らは誰だ!!
王
私は隣国の王だぞ!!逆らうな!!
アキト
アキト
…隣国の王?だ?
トウヤ
トウヤ
これとそれとは話が別だ
王
なんだと…




トウヤ
トウヤ
とにかく、娘さんはもう戻りませんので
アキト
アキト
残念だったな、ばーか
王
おい!娘を返せ!
キーパタン
(なまえ)
あなた
2人とも、
(なまえ)
あなた
あり、がと
アキト
アキト
何、婚約者を守るのは騎士の務めだろ?
(なまえ)
あなた
いつ婚約者になったんでしょうか
トウヤ
トウヤ
さて言いたいことは言ったわけだし
トウヤ
トウヤ
俺の部屋にでも来るか?
(なまえ)
あなた
弱みに漬け込んで誘うんじゃない
(なまえ)
あなた
…っぷ、あははっ


(なまえ)
あなた
…いつも通りだあ
(なまえ)
あなた
改めて、さっきはありがとう
(なまえ)
あなた
さすが私の騎士。
アキト
アキト
いないと思って探してよかったわ
トウヤ
トウヤ
これでお義父さんの許可を取らなくても
婚約できるな
(なまえ)
あなた
はい??

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