第24話

24.部屋
102
2025/08/06 01:37 更新








俺は…









眠らされていた









ここは…どこだ









父上が地下と言っていた場所か










暗い…いや…目隠しか…











なんとか体を動かそうとする










あなた
…動けない





手足には手錠がされていた








全く動けない









おまけに目隠しだ














あなた





流石に急すぎる











ルシアンとはそんなに危険な人物なのか










それとも何かを父上が隠していて…











いや、考えても無駄だ











どうにか出なければ










周囲に手を恐る恐る出すと、壁があった







壁にそって進む








手足の拘束器具も間隔があって歩くのには不便じゃなかった








あなた
よし





目隠しが邪魔だ










目隠しを取ろうとするが










全く取れる気配がない












あなた
最悪…だな





と、とりあえず進もうと











前へ進むが










水溜まりがあったようで











俺は滑ってしまった










あなた






体に力を入れ、身構える





































あれ





痛く…無い








誰かに抱えられている









あなた
ジン…?










無言









俺に怒っているのかな










嫌いになったかな…











あなた
…ありがとう





やっぱり無言だ












でも、なんだか










俺を離す気がないようだ










あなた



本当に…ジンなのか…?











わからない










バコッン!!!!!!!!!










凄い物音がした後










俺を助けた人物が









俺を肩にかつぎあげる










あなた
わっ!




そして強い風が俺を襲う









何が起こってるんだ…?











































そんな状態が3分ほど続いて










ようやく止まったようだ
















あなた
???
もういいかな
あなた
誰だ






その声は俺が全く知らない声だった











怖い…











コイツは誰なんだ…









???
おお
???
悪いな
???
今、それとってやるから






と目隠しをとってくれた








目の前にいたのは








あなた
あなた
だれだ…?







本当に知らない人だ









一瞬ルシアンかと思ったが








ルシアンの顔は肖像画で見たことがあるため







全く違う人間だ







???
乱暴に扱って悪かったよ
???
俺の名前は
カイト
カイトだ
カイト
お前あなただろ?
あなた
カイト
そう警戒するなよ
あなた
この状況で警戒しないわけないだろ
あなた
あと、カイト俺を攫ったんだ
あなた
誰か探しに来る可能性がある
あなた
逃げるよ
カイト
やっぱり囚われてたのか?
あなた
あなた
俺が悪い事をしたんだ
あなた
仕方ない処罰だった
カイト
ふーん
使用人
あなた様ー!
カイト
おっと
カイト
追っ手がこの辺まで来たみたいだな
あなた
どうやって逃げる?
カイト
個人魔法…隠し部屋ヴァニッシュルーム






と、カイトが唱えると












パッと










世界が変わった











全く違う空間…










本当に一瞬の出来事だった










こいつも個人魔法持ち…


  
     







カイト
これが俺の個人魔法ってわけ
カイト
この部屋はこの世界から認識されない
カイト
まぁ絶対に気づかれないんだ
あなた






厄介な能力だな










こいつの目的は一体なんなんだ…









あなた
本題に入れ
カイト
んー
カイト
もっとびっくりして欲しかったのにな
カイト
なら本題です









カイト
君…転生者でしょ
あなた





な、なんで











転生者…










バレるような事はしていないし








な、なんで…










俺以外にも転生者がいるのか…?









コイツも………








もしかしてカイト…転生者なのか?










カイト
まあ
カイト
君が転生者であろうがそうで無かろうがさ…
カイト
困るんだよね
カイト
君のその能力…
カイト
今回の魔法師部隊…あれさー
カイト
ルシアン様を捕まえる為だけに造られたって知ってる?
カイト
ルシアン様はこの世界をより良くしてくれる人なのに…なんで…邪魔するかな?
あなた
(魔法師部隊がルシアンを捕まえる為に造られた…?)
カイト
闇取引もそうだけど
カイト
過去にあった召喚魔法…
カイト
そして…王子の暴走もね
カイト
あそこで王子が君の父上の屋敷をぶっ壊三段が台無しだよ
カイト
あなた、君のせいでね



ぐっ!!!











首を締め付けられる










あなた
ハッ…ぐっ……ぁ
カイト
ルシアン様…
カイト
なのに…君に何故かご執心で…






力がどんどん強くなる








カイト
…本当にムカつくよ
あなた
はぁ…あっ……





苦しいっ……苦しい…
カイト
パッ




と、俺の首から手を離した






あなた
ゲホッ!…ケホ…はぁ……ぁ
カイト
なんで無抵抗なんだ?
あなた
カイト
そうやって
カイト
ずっと黙ってる気か?
カイト
まあいいけど…どうせ…長い付き合いになる…





と、言い残して









部屋を出て行った










カイト









アイツは俺の能力をわかっているんだろう









顔以外の全身、肌が出ないようにしていた









だから俺の首を絞めてもカイトの個人魔法が消えることはなかった







どうするべきかな…










 







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