第3話

ガラスの破片
54
2026/04/14 22:31 更新
あなた
ねぇ、どこで寝泊まりするの?
率直に思った疑問であった
zm
この日のために本気でためてきた金がある。それでホテル泊まろう。
同室になってまうけど、ええ?
あなた
それは構わない。わたしは鳥居くんを信用しているから。
私、今家に誰もいないはずだからあるだけのお金取ってくる
zm
え、ほんまに?
あなた
どーせシぬなら全部使おう
zm
...そか笑
ガチャッ
恐る恐る家のなかにはいると思った通り家族は誰一人いなかった
安堵とともに腰の力が抜けてその場にへたり込む
あなた
、急がないと
今いなくてもいつ帰ってくるか分からない
鳥居くんは最寄りの公園で待ってるし早く荷物まとめて逃げなきゃ
そう思い部屋の中にあるコツコツ貯めた貯金箱を探していた
あなた
どこにおいたっけ....
あなた
ぁ、あった!























ガチャッ






















嫌な音がした
あなた
ヒュッ、
帰ってきた
どっちだ?どっちが帰ってきた、?
『あなた?いるの?』

母だ
靴を隠しておけばよかった
トットットッと、足音が聞こえる
あなた
ぁあ、
あなた
殴られる
半袖の服の上からこの前作られたアザを撫でる
あなた
変わらなきゃ、
冴えない、意気地のない私から、抜け出さなきゃ
私は部屋にあった___をもって扉の前に構える
母
あなた!!
母
そんなガラスの破片で私に対抗できるとでも?
そう言い放ち、私の母は私の手から破片を無理やり奪い取った
あなた
ぁ、
トラウマを植え付けた張本人に今さら対抗することもできず、私はされるがままに破片を奪われてしまった

どうしようどうしよう
どうすれば
どうすれば救われる、?
母
お仕置きが必要みたいね
あなた
ヒュッ、
いや、いやだ
あなた
ッ、
母
この破片であんたを__
あなた
さ、__ま...か
母
なに?






































あなた
されてたまるかぁぁああ!!!!!!!!!!
私は無理やり声を張り上げて涙目になりながら荷物を片手に母を押しのけて逃げ出した
あなた
いッ、
その時、母の持っている破片が私の腕を引き裂いた
痛いけど、こんなのか擦り傷だ
母
待ちなさい!!!!
母は追ってこようとしたけど現役高校生の私に足の速さで勝ることなどできず、私は逃げ切ることができた

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