朝日は光る___
眠る青年の閉ざされた目から溢れた雫を照らして___
目が覚めると、俺は見慣れない天井を見上げていた。
ベビー5とバッファローか…
一人になりたい…。
うわ、ドフィを呼びやがった…。
最悪だ…。もう誰とも会いたくないのに…。
は、え、あ?
俺とドフィ二人きりってこと…?
気まず()
_と心では思いながら、俺は無意識に笑顔をつくっていた。
ドフィはいつものような笑みを浮かべながら、部屋に入ってきた。
そんなことを言って、奴は部屋から出て行った。
俺は作り笑顔をやめると、深くため息をつき、包帯をとりかえた。
___この日からだった。
俺が、「おれではない何か」を演じるようになったのは。
おれの心はとっくに原型をとどまないほどに迫害によってズタズタに引き裂かれ、ドロドロに溶けてしまった。
俺が、「おれではない何か」を演じるようになったのは、このドロドロに溶けてしまった心を、これ以上傷つけないように、いや、もうとっくに限界をこえてしまって手遅れなのは明らかだが、それでも演技によってなんとか人間になろうとしたからなのかもしれない。
誇れることでは無い気もするが、俺は案外その演技とやらが上手で、表では楽しそうに笑いながら、部屋で一人になるとため息をこぼし、一人涙するというのが当然のようになっていった。
やはり世界政府がフレバンスにしたことと同じようなことをしているドンキホーテ海賊団と同じにされるのは苦痛ではあるが、それでも、俺は一人で海賊団を抜け、一人で人間達が群れる海を生きていける自信も勇気もなかった。
進むことも戻ることもできない___。
_______それでも、変化は起きた。
ガチャリ、扉が閉まる。
頭に、一つの言葉がよぎる。
______「“D”はまた必ず嵐を呼ぶ」______
俺は、あいつに賭けたくなったのかもしれない。
俺には、敵が多すぎて無理だったが。
あいつなら、あいつなら、コラさんの言っていたような“Dの一族”に___
____なれるかもしれないから。
こんなひよこですが見てくださっているみなさんありがとうございます!
しばらく先になると思いますがまたきてください!
では!














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。