初めて聞く言葉に疑問詞を浮かべて繰り返す
第一印象は素敵
そう思った。
なんて素敵な道具なんだろう。
いま見える景色がまっさらな紙に移される
そんな景色が見たくて、想像するだけで美しくて、
私がそういうとじゃぱぱさんは驚いたけど、
直ぐに嬉しそうに笑って
「直ぐ持ってくるね」と言って病室を出ていった
1人になった部屋の空間がやけに広く感じる
私は事故にあって記憶を失ったらしい。
時々覚えている言葉もある。
でもそれはほんの一部だ。
しかも、らその記憶は1日しか保てない、
だから、
初めて見るものばかり、
初めて知ることばかり、
初めて会う人ばかりで
さっきのじゃぱぱさんは私の幼馴染らしい
少しも覚えてないけど_
そんなことを考えていると、
ガラッと引き戸が開いてじゃぱぱさんが入ってきた
聞きなれない言葉を放って
そう言って大きな目のような物が付いた物体、
カメラを手渡してきた
指定されたボタンを押すと、
カメラの裏側の画面に光が点る
言われた通りに、
病室にある、花の入っている瓶を写す
花瓶はきっとこの瓶のことだろう。
そして、言われた通りに写し、
上のボタンを押す
震えていたからブレると思ったのに、
全くブレずに綺麗に撮れる
なにか聞こえた気がして問いかけても知らないふり
でも、今の私には目の前のこのカメラが
とても魅力的に見えた
そういうと、じゃぱぱさんは少し目を見開くが、
すぐに優しく細められて微笑まれる
同い年って聞いたのに、
私より年上のお兄さんと話してる気分だった
そして、自分で撮った写真を画面越しに眺める
ほんとに、
、時が止まったみたい_














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。