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第1話

出会い
25
2024/04/18 15:12
一夜の内に一部の離月の場所で魔物が消滅した。
そこでは、地脈の乱れによって凶暴化かつかなりの数がいたが、何故かぽっかりと穴が空いたように何も無くなっていた。

もしかしたら、新たに強い魔物が現れたと考えると、放って置いたら離月に被害が出るかもしれない。

そう考えた岩神は、自らその場所へ向かった。が、そこにあったのは、生い茂る木々と何かの布の塊だけだ。、、、、?
モラクス
モラクス
布の塊?何故こんなところに?
訳のわからないまま、恐る恐る近づいてみると、それが服なのだと分かった。上着の部分はもっこりとしていて、中に何かがいた。観察してみると、かすかに動いているのが分かった。

勇気を出して上着をめくると、そこから夕焼け色の艶みのある毛玉がでてきた。

刺激を与えてしまい、毛玉が動き出した。

びっくりして、服から手を離してしまった。服の隙間から小さな手が伸ばされる。その手は獣の様な手ではなく、人の形をしていた。

ますます混乱する岩神だか何もせずにただそれの観察を続けた。
毛玉
み、
モラクス
モラクス
み?
毛玉
,,,,み,,,おみず
パタリ、伸ばしていた腕が落ちた。

しばらくしても、動く気配もない。

岩神はハっとし、急いで近くの水辺に水をくみにいった。

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