第5話

ブラコンと縁談(ノー本編)
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2024/06/17 09:24
これは唐突に浮かんだネタ話でございます。
本編とは関係ありません。多分
何やかんやあって一緒に縁談することになったあなたちゃんとワース君の話です。
ちなみに2人とも成人してます。

それではどうぞ。
綺麗な夜景を一望できる高級レストランで、男女4人が美しく上品な微笑みを浮かべながら食事を楽しんでいる......はずだった。
ワースとあなたに急遽入った縁談。もちろんあなたは酷い暴言と共に断るつもりだったが、マドル家当主はワースが断れないことをいいことにあなたを無理やり縁談に参加させた。
そんな縁談が微笑ましく優雅な縁談になんてなるわけもなく、一部険悪な雰囲気が流れていた。


縁談相手(男)
やはりマドル家の娘さんともなると、とてもおしとやかで麗しいものですね
あなた
......ニコ
あなたは口を開くと目の前にいる男の不満や暴言を口にしそうになるので微笑みで返し、ワインを口に含む。
縁談相手(女)
ワースさんもとてもいいお方ですわぁ
縁談相手(女)
おっと、
ワースの縁談相手かわざとらしくフォークを落とす。
縁談相手(女)
あら、いけない
女がしゃがみこむ。
縁談相手(女)
ワースさん、そちらに落ちてしまったようですので取っていただけません?
ワース
はい
ワースもしゃがみこむ。
なにかものを落とした際はレストランのスタッフに拾ってもらうのがマナー。それをわざわざ自ら拾うということはそれなりの理由があるということ。
机の下をのぞき込むワースと目が合うと、女は着ていたワンピースの裾を他繰り上げ、ワースを誘惑する。
まぁそんなことをあなたが許す訳もなく、魔法を使って机を吹き飛ばす。
あなた
ワース兄に汚ぇ足見せてんじゃねぇよクソビッチ!!!
縁談相手(女)
く、クソビッチですって!?
あなた
クソビッチはクソビッチだろうがこのビッチ!!
ワース
お、おいあなた!
あなた
どぉーせマドル家の家名が欲しいだけの貴族様がよォ!
ワース
あなた!まさか酒飲んだのか!?
あなた
飲んだよ!飲まなきゃこんな地位と名誉しか頭にない猿の世話なんてやってられないっての!
縁談相手(女)
なんてことを!
あなた
ワース兄の努力も価値も見ないくせに婚約だと!笑わせんな!
縁談相手(女)
なんて人達ですの!もう私たちは帰らせていただきます!
あなた
あぁ!帰れ猿ども!動物園の猿山になぁ!
縁談相手(男)
この縁談はなかったことにするからな!
あなた
願ったり叶ったりだぜ!
ワース
はぁ...んとお前は仕方ねぇなぁ
ワースは酔いを回らせているあなたを支え、呆れながらも笑みを浮かべた。

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