赦せないんだよなぁ、本当に。
ずーっと僕のことを頼ってきたくせに。
ずーっと僕のことを必要としてくれていたのに。
クラスにとって、僕は必要不可欠な存在のはずなのに。
最初は1000円とかそういうレベルだったんだけど。
時間が経つにつれて、4人合わせて7、8万円くらいに登っていた。
積み上がって、積み上がって、積み上がって。
お金の額も、僕の恨みも、クラスからの期待も。
全部全部、時間が経つにつれて上乗せされていくんだ。
僕はいつになったらこの重みに耐えられるほど強くなるだろう。
いつになったら、100%期待に応えられる人になるだろう。
誰かに必要とされたい。僕がここにいていい理由がほしい。
いつになったら、僕は邪魔な感情を捨て切れるだろう。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。