そうやって、いつも通り家を出た。
マネージャーが待つ駐車場は
3分ほど歩いたところにある。
今日はやけにテンションが高くて
鼻歌なんて歌いながら、歩いている俺。
その楽しげな雰囲気を壊すかのように、
スゴいスピードで俺の隣に黒のワゴン車が止まった。
そのスピードなどに呆気にとられているうちに
車からでてきた人たちに囲まれ、、…………
そう思った時には遅かった。
慌てた俺は後ろから来ている人に気が付かなかった。
ケビンside
突然来たのは、ふみの行方不明電話。
ふみが送迎忘れるかな………。
昨日だって、マネに話したいことあるんだよね〜って
楽しく話してたくらいだった。
全く来ないふみ。
送迎忘れて1人で行った感じではない。
なら………他に、、、
家の固定電話がなった。
愁斗はすぐ、スピーカーにして、
みんなにも聞こえるようにし、
春輝はすぐに録音を始めた。
そして、聞こえた声が弱々しく、震えていた。
そうして、電話は切れた。
愁斗は膝から崩れ落ち、祥は頭を抱え、、
拓也は呼吸が荒くなってきていた。
全員がパニックだ。
ふみが誘拐されたなんて、信じられるわけがない。
信じたくない。
蘇るのは、今日の行ってきますのふみの笑顔。
史記side
もう、なんでもよくなってしまった。
ここがどこかも分からない。
そんな場所で、手足を拘束され、口にはガムテープ。
自由なんて………ない。
、、俺はずっと………
洗脳されるかのように暴言を吐かれていた。
そして、カッターなどで傷をつけられた。
これまで、この人達に吐かれた言葉が蘇る。
キャラがいたい。
お前のダンスのどこがいいんだよ
BUDDiiSに必要ない。
邪魔、目障り。
ここに居たら、周りを傷つけなくていい。
俺が傷つくだけで済む。
なら、、………一生ここに居たい。
俺はBUDDiiSにいる資格がない。
ダメなんだ。
あの最強の9人を俺が縛ってるんだ。
もう、、お別れ。
ダメ。
来ちゃダメ
俺は、ひとりで終わりたい。
誰にも迷惑かけずに終わりたい。
ボコボコッ………、、ドンドンッガンッ💥
もう、なんでも良くなった。
〜〜〜🎵
初めて顔を殴られた。
痛くなかった。
苦しくなかった………。
慣れてしまった。
遠のいていく意識に逆らうこともなく、瞼を閉じた。
聖哉side
ふみ君は救急車に運ばれて行った。
手がひんやり冷たくて、顔色が悪くて………
今でも消えてしまいそうなほど、儚かった。
病院につくと、ふみ君は処置室へ。
森くんら、他の班と合流して状況を話す。
全員がふみ君の無事を願った。
ただ、、ただ………生きて帰ってきてほしい、と。
案内された病室に入ると、ふみ君がいた。
ふみ君は目覚めていて
入ってきた俺らのことをジッと見つめていた。
普段おっとりな春輝が真っ直ぐそう言った。
史記side
このみんなの涙に嘘は無い。
『 俺らの、、宝物だよ 』
光輝燦然 _Fin.
こちらの小説の更新が
止まっていてすみませんでしたっ!💦

























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。