これはとても、ロマンチックな物語___
______________そうでしょう?
あたしがそう唱えると、目の前のロボットは金の糸で拘束される。
…これで96ポイントかな?
桃色をした髪の毛が視界に入ってくる。
あたしはそれを耳に掛けて、倒れ込んで身動きのできなくなったロボットを見つめる。
ヒーロー、謂わば英雄の根本的な思想は「助ける」だ。
皆個々としてポイントを稼いでいて、重要なそれは欠片も見れない。
そりゃあそうだろう、皆雄英へ入学する為の門としか認識していない筈だ。
つまり、入学が目的になっている。英雄になることではない。
そのせいで、人助けは二の次と後回しにされてしまっている。
これも、試験内容なのかしら。
扉を開けた途端、眼鏡をした黒髪の男の子があたしに話しかけてくる。
出身中学校は関係ない気がするけどね。
あたしたちが挨拶をしていると、背後の扉が勢い良く開きながら、ツンとした髪の毛の男の子が入ってくる。
あたしが話しかけても、その子は無視して自分の席に座ると、机に足を乗せてくつろぐ様な体制をする。
手のひらから爆発を繰り返す勝己と、それを制しようとする天哉。
絵面が面白くてつい笑ってしまう。
空気感が少しどよんでいると、地面の方から声が聞こえてくる。
先生だ。
寝袋に入ったままこちらをジロリと見つめる。
神託で聞いてはいたけど、とてもじゃないけど教師のような親密さは見られない。
そう言って手元に出してきたのは、雄英の体育着。
あんまり可愛くなくて気に入らないのよね。
種目は沢山ある。
走る物はサフェルちゃんに頼んで、
ボール投げ、握力…
ということで、個性把握テスト中は皆に身体を貸した。
皆のお陰で記録は良かった。
モーディスは壊しちゃったし、サフェルちゃんは0秒だったけど。
ファイノンは球戻って来なかったけど。
出久、指痛そうだね。
帰る準備をしていると、天哉から声を掛けられた。
天哉と一緒に校門まで歩いていると、出久が一人で歩いていた。
天哉が先に出久に話しかけて、あたしはそれを聞いていた。
雄英高校ヒーロー科。
午前は通常授業、午後はヒーロー基礎学という構造になっている。
出久の師であるオールマイト、八木俊典。
彼が教室にヒーロースーツで来ると、生徒達は一気に盛り上がる。
ヒーローといえばオールマイト。
メディアに大量露出していて、いまや知らない人はいない程の有名さ。
人気も獲得していてヒーローそのものを体で表す人だ。
…将来的に、ヒーローを引退する人。
ずっと厳つい笑顔のまま話される。
あたしはヒーロースーツを手に取り、眺める。
英雄か…あたしには成れないけど、このロマンチックな物語を見届ける者にはなれるからね。楽しみだわ。
眺めていると、背後から声を掛けられる。
女の子同士だと可愛い会話をしていて楽しいと感じながら、着替えを進める。
『黄金裔』
別世界の、神様の権利を受け継ぐ人間の事。
体内には黄金の血液が流れている。
それぞれ証となる祝福を持つ。
対応する神様から神核を受け継ぎ不老の「半神」となれる。
某アニメで見た事のある様な、ロボットのように硬い素材を被った天哉が手を上げて質問をする。
ちなみにあたしはかわいいヒーロースーツよ♪
一斉にあたしの所へ視線が集まる。
天哉の素直な質問にオールマイトは律儀に答える。
そう、あたしの『黄金裔』はただの個性じゃない。
どうやら外界の粒子が混ざり込んでいて、謎めいているらしい。
その外界とやらは多分、皆がいた「オンパロス」という世界なのだろう。
その言葉に、皆は一気に質問し始める。
敬語だ…やっぱりオールマイトのことは尊敬しているのね♪可愛いわ♡
ヴィランがアジトに核兵器を隠していて、それを処理するために派遣されたヒーローという状況設定らしい。
ヒーローは制限時間内にヴィランを捕まえるか、もしくは核兵器を回収する事。
ヴィランは制限時間まで核兵器を守り切るか、ヒーローを捕まえる事。
それで勝敗をつけるらしい。
メンバーはくじで決め、それぞれのペアをさらにくじで決めるらしい。
最初の対決は出久とお茶子のA、そして天哉と勝己のDとなった。
あら…面白そう。
はじめに、勝己は出久を見つけて奇襲をかける。
出久の被り物の半分が弾けると、勝己は右手を振りかぶる。
そして出久はそれ読んでいたかの様に、背負い投げをする。
『どれだけ見てきたと思ってる…』
『凄いと思ったヒーローの分析は全部ノートにまとめてるんだ…君が爆破して捨てたノートに…』
『いつまでも雑魚で出来損ないのデクじゃないぞ!かっちゃん』
『"頑張れ"って感じのデクだ!!!』
金糸を伝って聞こえてくるそれは、スタートの幕切りだ。
物語は、二人を中心に…いや、英雄像を含めた三人を中心に紡がれた物だ。
勝己はまたもや右手で爆破を使う。
そしてそれも見越した出久は避ける。
『俺はぁ、至極悪いぞぉお』
途端に、天哉の方に張っていた金糸からそう聞こえる。
思わず吹き出してしまう。
至極悪いってなぁに(笑)
画面の向こうで、勝己は呆気に取られていた。
そうだ、やっと個性を使って戦えると思っていたのに…出久は真上の天井を壊す為に使った。
そしてそれを利用してお茶子が核に触れた。
2戦目、焦凍と目蔵 対 猿夫と透。
言うまでも無い。焦凍の先走りで圧勝だった。
建物全体を凍らせ、敵を動かさせずに核に触れる。
核は冷やしても爆発はしない。それを取ったのだろう。
流石、推薦入学者と言うか。
それを見て勝己は絶望を味わう様な表情をした。
まるで「敵わない」とでも言うかの様に。
…あぁ、なんて素敵な物語なの。
これから成長していく二人が楽しみだわ♪
勝己は無言で、足も動かさない。
あの子があそこまで成長するなんて、人間って素晴らしいわね。
『教師のオールマイトについて、どう思いますか?』
雄英の門の近くで、メディア報道陣の取材に囲まれた。
あたしは取り敢えず、真面目に答えてみる。
何処かキリのいいところで抜けよう、と思いながら。
『具体的にどのような面が慣れていないと?』
途端に、勝己に手首を掴まれ後ろに引っ張られる。
そう言ってウィンクすると、報道陣はざわざわとし始める。
「今のカメラ向いてたか!?」
「可愛かったねあの子〜」
うふふ、そうでしょう?あたしは花の様に美しいもの♪
突如食堂に警報音が鳴り響く。
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難して下さい』
すぐ血が昇るんだから…と溜息を吐きながら、勝己の手首を掴んで歩く。
背後から離せやゴラって言われているけど、気にしないわ。
訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。
と先生は告げる。
あぁ、これがやっとはじめて顔を合わせる所なのね。
しかしバスの席は皆が向かい合うものだった。
天哉は悔しそう。
多分反応してしまっただろう。
出久もあたしと同じように肩を振るわせる。
あらそうなんだ、まぁAFOから受けた個性はきっと体に合わないわよね。
勝己の隣の響香が可哀想ね。
水難事故、土砂災害、火事、暴風…など
あらゆる事故を想定して13号に作られた演習場。
13号が「以上、ご静聴ありがとうございました」と頭を下げると、演習場には暗い渦を巻いた物が浮かび上がる。
黒霧、白雲朧だ。
その中からは何人かのヴィランと、志村転孤がいる。
黒霧に走り掛かる勝己と鋭児郎。
しかしすぐワープゲートを広げ、あたしたちを飛ばしてしまう。
山丘ゾーン。電気、響香、百と飛ばされた。
あたしが名前を呼ぶと、彼はあたしの身体を乗っ取る。
彼の手には銃が握られていて、すぐさまそれをヴィランに構える。
銃弾は見事に複数のヴィランの"魂"に当たる。
当たったヴィランは血液の一滴も出さずに倒れ込むんだ。
そして彼は大人しくあたしの魂へ戻る。
あたしは体を返してもらうと、状況確認のため辺りを見渡した。
イレイザーヘッドは脳無にやられ、転弧は梅雨を壊そうとする。
すぐさま、あたし…トリスビアスは百界門を開いた。
出久を抱えた梅雨と、背後で応援に回っていた実を、百界門でこちらの近くへ移動させた。
それと同時に、ここにはオールマイトが来た。
オールマイトは決まり言葉を言う。
…いつもの笑顔は消えていた。
それを見てハッとする。周りを見渡してみれば、笑顔で戦ってる子なんていない…いや、一人いるけど他は皆苦しい顔をしていた。
…あたしは運命を知ってしまったから、この先どうなるかがわかっている。対してこの子達は運命なんて知らない。見れない、聞けない。
そうか…。
この戦いの大きさを知った。
そこからはオールマイトと脳無の熱狂的で静寂な戦いが始まった。
衝撃吸収の脳無をなかったことに、するかのように飛ばした。
だがそれでヴィラン連合は折れない、転弧は再びオールマイトへ向かう。
蒸気が彼の周りに纏っている。
あれは、変身の際に溢れる物。
…あぁ、そうなんだ。ここでオールマイトが痛め付けられるんだ。
いつの間にか、あたしは出久と一緒に飛び出していた。
その場で大きな鯨が出来る。それは転弧を飲み込もうとするが、運悪く転弧の五指が触れた。
その鯨は水になって溶けて形を崩した。
だが、転弧の手に銃弾が刻まれる。
あぁヒーロー、よく来た。
半分、通常の姿に戻ってしまったオールマイトを見て、出久は涙を流しながら安心する。
切島が来てしまう前に、ヒーローセメントスとは壁を作って侵入を防いだ。
だが…そもそもワタシが居る。
セイレンスにそう言われ、出て来たのはヒアンシー。
出久を保健室へ運ぶ人達に預けると、あたしは刑事さんの人数確認に立ち会った。
…情報提供者の優雅は、電気達にそう問いかけるが耳に入っていないようだ。
仕方なく隣にいた梅雨に問う。
そうね…内通者である優雅は、ヴィラン連合は今欠かせない存在として扱っている。
無論、襲うなんて以ての外だ。何処か安全な場所に黒霧は飛ばしたのだろう。
刑事の隣にいた人が答える。
どうやら目に後遺症が出るらしい。イレイザーヘッドは目が大事なのにね。
一斉にあたしの方へ皆の視線が集まる。
あたしは、強力な個性で複数の要素が集まった特殊な生徒。
だからこそ、こういう特別な会議などに参加させてもらえる。
可愛らしいネズミの形をした校長が、決心したかのようにそう言う。
あたしは椅子を引いて立ち上がる。
そして振り返りながらこう言う。
あたしはそう言って笑って、扉を開け閉める。
そこで止まったあたしの言葉を察したイレイザーヘッドは、近くにあった椅子を引いてあたしの後ろに持って来てくれた。
そう言ってイレイザーヘッドは扉を閉めた。
トリスビアス、アナイクス、セイレンス、ヒアンシー。
本当は…
一日3人までならその後は通常通り生活が送れる筈だ。
4人は少し目眩がして、頭痛と吐き気が起きるだけだった。
…トリスビアス、百界門を開くのが遅くなった気がする。
オンパロスの叙事詩も、トリアンが1番先に消えた。
あの順番通りに行けば…
次はアグライアとサフェルかしら?
それとも…あたし?
元気で出久を指差すオールマイト。
丁度昼ご飯を食べに、お茶子と天哉といたらしい。3人とも驚いていた。
食堂に並びながら、お茶子と天哉は会話する。
すると、突如あたしの胸元のリボン(の形に結んだネクタイ)を鷲掴みされて引っ張られる。
人ごみを割いて出て来た人使。
なるほど、ここで皆と出会ってたのね。
人使に皆注目する。
うーん、皆の反感買っちゃうけど。特に勝己。
今度は制服をぐしゃっと掴まれ、グイグイと引っ張られる。
…かっこいい事言えるじゃない、勝己。
焦凍は出久に話しかける。
宣戦布告、見たな、そういえば。
そしてヒーロー科、普通科、サポート科、経営科。
入場が終わると、選手宣誓に勝己が呼ばれる。
…あぁ、あの子入試一位だったんだっけ。
勝己が壇上に上がると、真顔のまま口を開いた。
全く…やり方が相変わらずね。
最初は障害物競走。
プレゼントマイクに促されイレイザーヘッドに見所を聞き出すと、今だと答えた。
スタート地点を潜り抜けた瞬間、焦凍は氷で滑走する。
優雅や百、鋭児郎、勝己がすぐに飛び出す。
第一関門は入試時のロボット。
「立ち止まる時間」
演習場での経験を通して、A組の子達は学んでいた。
USJの事件を経て上の世界を肌で感じた者
恐怖を植えつけられた者、対処し凌いだ者
各々が経験を糧とし迷いを打ち消している
第二関門は落ちればアウト。
皆難なくクリアしていく。
第三巻門は地雷原。
焦凍は進む、だが後方から追い抜かれた。
勝己が一位に行くかと思いきや、出久が爆発を使って先に進む。
やっぱり、この三人の物語なのね。
次の競技は騎馬戦。
モニターにはオールマイトを担いだ13号とプレゼントマイクがいる。
なんだこれ、面白い。可愛い。
金糸を伝うそれは、青春の1ページだ。
角を曲がる前に、あたしは焦凍の声に足を止めて角から金糸を一つ出してみた。
そこにはエンデヴァー、焦凍の父親が居た。
家族関係か。
へえ、それは知らなかった
炎を使い出した。
あの時、あの子は炎と氷を同時に使っていた…つまりこれが幕開けだ。
おめでとう、焦凍。
ヒーロー名…か。
あたしは何も考えていなかったな。
天哉はインゲニウムになる。
出久はデク、勝己は大爆殺神ダイナマイト。
うーん…どうしようかしら。
…無難に…
エリュシオン…キュレネにまた、連れて行って貰いたいわ。
皆がヒーローコスチュームの入った物を持ちながら、散って行った。
残ったのはあたしとイレイザーヘッド。
歩いている途端に、そう言われた。
やはり見やすかったか。
そう言ってイレイザーヘッドはため息を吐く。
あたしは振り返って進む、改札を通ろうとすると、イレイザーヘッドに声をかけられる。
黄金が滴り落ちる。
それを見て、男の動きは止まる。
彼は、すぐ側に落ちたあたしの血も舐めずに、思想を語り出す。
面白い子ね♪
そうやって彼に微笑み掛けると、彼は尋ねる。
…眩い黄金を滴らしながら、私はそのまま建物の屋上で三人がステインと戦っているのを見る。
焦凍は叫ぶ。
天哉に向かって…自身と同じように、復讐に足を踏み入れようとした同級生の友人に向かって。
とっても格好良いじゃない…轟焦凍。
三人で一気に畳み掛け、ステインは気絶する。
その瞬間、ステインの倒れ込んでいる氷結に黄金が落ちる。
あたしはそう言って屋上から金糸の階段を降りる。
そう言って笑うと、皆の表情が曇り出す。
裏切り者に向ける視線、鋭く光る眼光。
それらはあたしを捉える。
後ろに組んでいた右腕を前へ持ってくる。
右手は眩き黄金に染まりきっていて、腕には切り刻まれた跡がある。
そう言って出久を担いで角を出る。
するとすぐ、老人の掠れた声が聞こえてくる。
グラントリノの蹴りは出久の顔面にヒットした。
天哉は焦凍と出久に向かって深くお辞儀をして謝る。
怒りのせいで、他が見えなく霞んでしまったとか。
途端に上空から気配を感じた。
あたしは咄嗟に叫ぶ、耳に入った声は重なっていて、グラントリノと同時に叫んだようだ。
『伏せて!!』
咄嗟にしてしまった言葉に、まずいと思った。
だが預言と同じように物事が進んだ為、安心した。
出久が空を飛ぶ脳無に連れて行かれる。
此処だ、と思ってオロニクスの神権を解いた。
案の定ステインはその血液を舐め脳無を停止させ、脳無を刺した。
あたしは大人しく(?)ベッドに座った。
保護者の所、先生になってる。
あたし、イレイザーヘッドが親の記憶なんて無いんだけど…オロニクスに取られた?
あぁそうか、同意書に保護者のサインは必須で、あたしに保護者が居ないから特別に担任教師の責任でサインしたのか。
…あたしはもう辛くないのよ、とは言えないけれど。
俯いたまま、自身の右手を眺める。
天哉が何か言い掛けると、病室の扉が開く。
グラントリノ、それと天哉のインターン先のヒーローがいた。
焦凍と天哉は立ち上がり、出久は足の怪我を気遣いそのままで良いと話す。
…どうやら、
資格未取得者が保護管理者の指示なく個性で危害を加えたことについてらしい。
たとえ相手がヒーロー殺しであろうとも、立派な規則違反だということに変わりはない。
あたし達には処分が下される。
不満があると、焦凍は抗議する。
…末っ子が出てる、ムッとした顔が可愛い。今の状況で言える事では無いけど。
結果オーライであれば規則などウヤムヤで良いと?
あぁ、そんなことは雄英生徒たるもの存じている。
…だからといって規則を破れば罰が与えられる。
理解しているつもりだよ、自身の内に法の半神がいるんだから。
…焦凍が地雷を踏み抜かれた時に咄嗟に言った「この犬!」に吹きそうになった。本当に危ない。
あの子とことん可愛いんだから。
結局、揉み消してエンデヴァーの功績になった。
あぁ妥当だ。
今回、あたしの怪我を…揉み消そうとして使ったオロニクスの神権が、消えかけている。
…こんなことになるんだったら、使わなければ良かった。
もしも未来に影響するなら…もう一度…。
診察で空いている4人部屋に一人、あたしは嗚咽を漏らした。
ガラッと扉の開く音が聞こえる。
咄嗟に顔を上げる。あぁ良かった、カーテン閉じてた。
天哉、出久、焦凍の順番で病室に戻ってくると、それぞれ話し始める。
…。
焦凍が謝り始める。
…。
ふふ。
パキパキ、と音が鳴った。
目の前には眩い黄金と、薄橙の…。
焦凍にバっと勢いよくカーテンを開けられる。
唱え終えると、黄金はあたしの頬へと戻っていく。
…あぁ。
取り乱しちゃったね。
あたしが声をあげると、皆の動きが止まる。
これは摩耗の代償。
わかってる、もうやめなきゃいけないこと。
でも、これが終わらなきゃ…。
これがあたしの使命だから…!
教室に入れば、いつものトゲトゲした髪の毛が滑らかになっている。
…なんだこれ、可愛いけど何これ。
それに、少し考えてから同意する焦凍。
あの秘密は当人と関係者達のみ知られている。
そうやって始まったあたしの授業。
オールマイトから申請を受けると共に、金糸を張り巡らせる。
…いた。
次の瞬間、あたしはオールマイトの目の前にいた。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。