第10話

「初めての…」
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2024/06/16 15:44




お酒でよっていて抵抗力が下がっているゆあんくんの腕を掴んで僕はゆあんくんを自分の部屋に連れてきた


僕はゆあんくんより年上なのに心の中に秘めていた「嫉妬心」を抑えられなくて扉を閉めた瞬間に抱きしめてしまった…


ゆあんくんは僕が抱きしめるとちょっとびくっとした後身長差もあって上目遣いになりながらへにゃへにゃした笑顔でこっちを見てきた
ほんとに可愛すぎる、早く抱きしめればよかった…
ゆあん
ゆあん
なおきりさんおそすぎぃ〜
お酒が回ってるゆあんくん可愛いな
こんなときでもゆあんくんのことを可愛いと思ってしまう……
なおきり
なおきり
…ごめん ゆあんくんに触れていいのかわからなくて
ゆあん
ゆあん
なおきりさんならいつでも好きに触れてくれていいのに…しかも寂しくてなおきりさんに「嫉妬させよう大作戦」もしてたし…
なおきり
なおきり
えっ……
「嫉妬させよう大作戦」なにそれ僕知らないんだけど…もしかして最近じゃぱさんと距離近かったのはそのせいだったのかな…
ゆあん
ゆあん
けど、今ギュッてしてくれたのは嬉しいですよ
ゆあん
ゆあん
作戦せいこうですねっ
なおきり
なおきり
…なんですかそれ
ゆあん
ゆあん
最近俺とじゃぱぱの距離近かったでしょあれぜーんぶ作戦だったってことっ
ゆあん
ゆあん
なのに…
ゆあん
ゆあん
なのになおきりさん全然嫉妬してからないから俺のこと嫌いになっちゃたのかなって…ポロポロ
そんなことあるわけないじゃないですか…
ゆあんくんのこと嫌いになるわけないしなんなら大好きだし嫉妬してることがバレたくなくて、恥ずかしくて、隠してたのに


僕がこんなだからゆあんくんのこと泣くぐらい不安にさせてたなんて全然知らなかったな…
なおきり
なおきり
…ごめん、ゆあんくん
なおきり
なおきり
僕のせいで泣かせてしまって…
そういって僕はゆあんくんの頬についている涙を手で拭いてあげた
ゆあん
ゆあん
なおきりさんの…ばか…
ゆあん
ゆあん
俺ほんとに不安で…
「ゆあんくん可愛すぎるよ」と思いながら僕はもう一度ゆあんくんのことを強く抱きしめた
なおきり
なおきり
ほんとに、ごめんね…
なおきり
なおきり
…大好きだよ
ゆあん
ゆあん
俺も、大好きです…
やっと言えた…けど早くこの言葉をゆあんくんに伝えてればよかったな


そんなことを思いながら僕はゆあんくんの顔に自分の顔を近づけてゆあんくんの唇に自分の唇をくっつけた…
ゆあん
ゆあん
ビクッ……


唇をくっつけた瞬間ゆあんくんはビクッと反応したそれが可愛くて僕は自分の舌でゆあんくんの口をこじ開けて舌と舌を絡めあった
ゆあん
ゆあん
…んっ、な、お…きり、さ、、
舌と舌を絡めあっているとゆあんくんの口からは甘くて可愛い声が漏れていた…
ゆあん
ゆあん
やっ、、だ、
ゆあんくんはきっと初めてなんだろうな…
ゆあん
ゆあん
…はぁ…はぁ
ゆあん
ゆあん
…はじめて、なのに、なおきりさん、長すぎ
なおきり
なおきり
…ごめん、ゆあんくんが可愛すぎて
ゆあん
ゆあん
可愛いって…やめてよ…
照れてるゆあんくんも可愛いな…本当に僕はゆあんくんのことがほんとに好きなんだろうな…

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